育児をする中で赤ちゃんの泣き声は日常茶飯事ですが、中には奇声をあげる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんによっては、1度奇声を出しはじめるとしばらく止まらない、なんてことも珍しくないですね。
赤ちゃんの奇声はひびいて耳につくので、ストレスに感じてイライラしたり、思わず「うるさい!」と言ってしまったり…
止まらない赤ちゃんの奇声に、「どうして奇声を上げるの?」「奇声をやめさせる方法が知りたい!」と感じているのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、赤ちゃんの奇声がうるさいと悩んでいる方に向けて、現役保育士が奇声をやめさせる方法やイライラする時の対処法についてご紹介していきます!
赤ちゃんが奇声をあげるのはなぜ?
赤ちゃんが奇声をあげるのはなぜなのか気になりますよね。
そこで、赤ちゃんが奇声を上げる理由を3つ紹介していきます。
不安や疲れ、痛みなどを表現するため
赤ちゃんが奇声をあげる理由の1つ目に、不安や疲れ、痛みなどを訴えているということがあります。
赤ちゃんは不安や疲れ、痛みを感じても、それを言葉で伝えることができません。
そのため不安や疲れ、痛みなどを感じた時に、赤ちゃんは奇声をあげたり泣くことで訴えるんですね。
保育園に登園をしてから、泣いて奇声をあげる赤ちゃんはとっても多いのですが、その理由は「不安だから」。
そんな時は、保育士が「迎えに来るよ、待ってようね」となだめることで、気持ちが次第に落ち着き、奇声もおさまりますよ^^
それ以外にも「いつもと比べて明らかに様子がおかしい」「奇声が止まらない…」という時は、どこか痛くて奇声をあげたり泣いている可能性があります。
そのような場合は緊急の可能性もあるため、すみやかに医療機関に連絡し、かかりつけの専門医を受診してみてくださいね!
注意を引きたいため
赤ちゃんが奇声をあげる理由の2つ目に、注意を引きたいからというものがあります。
赤ちゃんが何かを欲しがっていたり、お腹がすいていたりするときには、特に奇声をあげて訴えることが多いです。
言葉で伝えるのが難しい赤ちゃんは、気持ちが伝わらないことにイライラして奇声をあげている場合もあるんですよ。
まだ言葉が未発達な赤ちゃんでも、意思や気持ちがあり、奇声をあげることで自分の思いや考えを訴えているんですね。
そんな時は様子をしっかり確認して、赤ちゃんの要求にこたえてあげるようにしましょう!
赤ちゃんの成長や発達の一環
赤ちゃんが奇声をあげる理由の3つ目に、言葉や音に関する発達の一環であることがあります。
赤ちゃんの耳が発達してくると、周りの音に興味を持って奇声をだしたり、声を出して聞くことが楽しくて奇声をあげることがあります。
生後5ヶ月以降の赤ちゃんが、ニコニコ楽しそうにしながら奇声をあげるときは、赤ちゃん自身の声や周りの音に興味をもち、マネをしたりして遊んでいることが多いんですよ♪
そういえばうちの子、奇声を発しながら
ニコニコして楽しそうにしてる…
保育園でも、ついつい楽しくなって奇声をあげちゃう子がいますが、すこし月齢の進んだ赤ちゃんだと、落ち着きのない遊び方にエスカレートしたり、放っておくと興奮しすぎてケガに繋がることがあります。
あまりにも興奮しているようなら、抱っこしてなだめたり落ち着かせてあげてくださいね!
赤ちゃんが奇声を上げるのは、声を出せるようになって嬉しかったり、自我が芽生えたという発達の証でもあるんですよ♪
ただ、赤ちゃんの奇声を聞き続けるのはうるさいと感じてしまう時もありますよね。
そんな時のために、以下で赤ちゃんが奇声をあげるのをやめさせる方法についてご紹介しますね!
赤ちゃんが奇声をあげるのをやめさせる方法
赤ちゃんが奇声をあげるのをやめさせるには、赤ちゃんの奇声をあげる原因を探ることが大切です。
赤ちゃんの奇声がうるさいと感じた場合、これからご紹介する4つのアプローチ方法を知って、赤ちゃんの奇声と意を決して向き合ってみましょう!
赤ちゃんに話しかける
赤ちゃんが奇声を発しているときは、赤ちゃんに対して話しかけることで気を紛らわせることができます。
その時、赤ちゃんの目線に合わせて話しかけることが大切です。
楽しくて奇声をあげている赤ちゃんには、相槌をうったりしながら楽しい気持ちに寄り添うようにしましょう!
「気持ちに寄り添ってくれた」と赤ちゃんが感じることで、満足感から別のことに興味がうつる場合もありますよ♪
赤ちゃんを抱っこしたり背中をさすって安心させる
赤ちゃんが奇声を発しているときは、抱っこしたり、抱きしめて背中をさすりながら優しく声をかけることで安心させることができます。
特に、赤ちゃんが疲れているときや不快感を感じているときには、抱っこをすることでリラックスさせてあげることができますよ!
不安で奇声をあげているのであれば、これだけでも気持ちが落ち着いて穏やかになりますよ♪
赤ちゃんの欲求を満たす
赤ちゃんが奇声を発しているときは、「オムツは汚れていないか?」「お腹は空いていないか?」「眠くなる時間帯ではないか?」といったことをまずは確認してみましょう!
オムツをかえてキレイにしたり、母乳やミルクをあげてお腹を満たしてあげることで、赤ちゃんの欲求を満たしリラックスさせてあげることができます。
赤ちゃんの様子を確認して該当しそうなものがあれば、それらの欲求を満たしてあげると奇声が落ち着くことがありますよ♪
赤ちゃんの気持ちを切り替える
赤ちゃんが奇声を発してとまらないときは、音楽を流したり外出して気分転換をすることで、気持ちを切り替えさせてみましょう!
赤ちゃんの興味や関心を別のことに向けると、奇声が落ち着くことがあります。
音楽をかけてリズムに合わせて背中をさすってみたり、歌をうたってみるのも良いですね♪
赤ちゃんが好きなおもちゃで関心を引いたり、絵本を読んで興味をひきつけるのも1つ!
赤ちゃんの気持ちを切り替えると、奇声をあげていたことを忘れて別のことに関心がうつるので、赤ちゃんが興味を持ちそうなことをいろいろと試してみるのがおすすめですよ。
赤ちゃんが奇声を上げてイライラするときの対処法
赤ちゃんと過ごす時間が長ければ長いほど、奇声をあげられるとイライラしてしまうこともありますよね。
赤ちゃんの奇声にイライラしてしまうの対処法を4つご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね!
一旦離れて深呼吸をする
赤ちゃんが奇声を上げることにイライラしてしまうときは、まずはその場を一旦離れて冷静になることが大切です。
赤ちゃんから一旦離れて深呼吸することで、イライラした感情を落ち着かせることができますよ。
その際は赤ちゃんが1人になっても危険なことをしないように、安全な状態にしてから離れるようにしてくださいね。
イライラした感情が落ち着いたら、赤ちゃんを抱っこして声をかけてあげたり、歌を歌ったりすることで、赤ちゃんもリラックスして奇声が落ちつきますよ^^
赤ちゃんにイライラした感情をぶつけてしまわないためにも、その場を離れて深呼吸し、冷静になることが大切です。
気持ちを切り替える
赤ちゃんが奇声を上げてイライラするときは、気持ちを切り替えてみることも1つの対処法です。
家の中から出て外の空気を吸うことで、気分をリフレッシュすることができますよ♪
赤ちゃんも一緒に外に出ることで、景色や音などのさまざまな刺激から奇声が落ち着いたり、疲れてお昼寝してくれることも!
好きな音楽を聞いて、気分を落ち着けるのも気持ちを切り替える方法ですね。
癒し系の音楽やクラシック音楽などリラックス効果のある音楽や、自分が好きな歌手の音楽を聴くことで気分を高めるのもオススメですよ♪
話を聞いてもらう
赤ちゃんの奇声にイライラしてしまうときは、パートナーや同じような月齢の子を持つママ友に話をすることで気分を軽くすることができます。
子育て支援センターや子育てサロンで、子育て経験のある方や職員の方と交流してみるのもオススメです♪
話をすることでスッキリできたり、ストレスを発散することができますよ!
日々の家事や育児で忙しく、知らぬ間にストレスがたまってしまうとイライラすることも増えてしまいますよね。
少し外に目を向けてみると、新しい世界が見えてくるかもしれませんよ♪
子育て支援センターや子育てサロンは各都道府県の自治体のホームページでチェックしてみてくださいね!
専門家に相談する
赤ちゃんの奇声にイライラしてどうしようもないときは、専門家に相談することもオススメです。
小児科医や助産師など専門の人に相談することで、赤ちゃんの状態やイライラの対処法についていいアドバイスをもらえることがありますよ。
赤ちゃんの奇声が頻繁で心配に感じるのであれば、相談もかねて専門機関を受診してもいいかもしれませんね。
赤ちゃんが奇声をあげるのは発達の過程でよくあることですが、もしかすると赤ちゃんがなにか不快を感じて奇声をあげているのかもしれません。
また、専門家に相談することで安心できたり、奇声の頻度が減ってイライラすることも少なくなるかもしれませんよ。
赤ちゃんの奇声に悩んでストレスに感じている場合は、一度専門家に相談してみるのがオススメです。
赤ちゃんの奇声がうるさい!やめさせる方法やイライラするときの対処法 まとめ
赤ちゃんの奇声がうるさい時にやめさせる方法や、イライラするときの対処法についてご紹介しました。
赤ちゃんが奇声をあげるのは不快な気持ちの表れだったり、自分の声で遊んでいたりと必ず理由があります。
赤ちゃんが奇声をあげはじめたら、その理由はなにか様子を確認してみましょう。
育児は大変なことやうまくいかないことが多く、イライラすることがあって当たり前です。
そんな時は無理せず、まずは気持ちを落ち着かせてから赤ちゃんの要求にこたえてあげましょう。
言葉がまだ話せない赤ちゃんとの関わりは難しく、イライラするのも一生懸命育児をしている証拠です^^
この記事にたどりついたということは、赤ちゃんと向き合い解決方法を探ろうとしているからだと思うんです。
この記事がいつも頑張っているあなたの参考になりますように!