豆腐はたんぱく質などの栄養素を豊富に含んでいる上に低カロリーなので、妊娠中にもおすすめなヘルシー食材の1つです。
そのため、妊娠中の体重増加が気になるときに”豆腐をつかえばダイエットできるんじゃない?”なんて思ってしまいますよね。
ただ、その一方で気になるのが”妊娠中の体重管理で豆腐ダイエットはしてもいいのか”ということですよね。
さらには、豆腐ダイエットをすることで”お腹の赤ちゃんに影響はないのか”ということも気になりますね。
そこでこの記事では
- 妊娠中に豆腐ダイエットはしてもいいのか
- 妊娠中に豆腐ダイエットをする場合の注意点
- 豆腐ダイエットによるお腹の赤ちゃんへの影響
- 豆腐ダイエットのメリット
についてお伝えします!
豆腐を使ったおすすめレシピも記事の後半でご紹介しますのでお楽しみに♪
妊娠中の体重管理に豆腐ダイエットを考えているようであれば、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
妊娠中に豆腐ダイエットはしてもいい?
結論からお伝えすると、妊娠中に豆腐ばかりを食べる偏った豆腐ダイエットはおすすめできませんが、豆腐をうまく活用しながら体重管理を行う豆腐ダイエットはオススメです。
妊娠中は体重が増えやすいので、どんどん増える体重に心配になってしまうこともありますよね。
ただ、大前提として妊娠中の無理なダイエットや栄養バランスが偏ったダイエットはお腹の赤ちゃんのためにもNGです。
その理由として、無理なダイエットによるカロリー制限や栄養の偏りによって、お腹の赤ちゃんに必要な栄養素が不足してしまう可能性があるためです。
無理なダイエットによるストレスも
お腹の赤ちゃんによくないよ…!
もともとBMI値(肥満度を示す数値)が低かったり、妊娠期の体重増加が適正範囲内であれば、そもそもダイエット自体必要ありません。
もし、体重について気になる場合は自己判断でダイエットするのではなく、まずはかかりつけ医に相談して体重の増減について適正か判断してもらうようにしましょう。
そこで体重の増加を指摘された場合、豆腐を日々の食生活の中にうまく取り入れてみるのがおすすめですよ!
豆腐は栄養価が高く低カロリー・低糖質なので、体重管理が必要な妊婦さんにとってうれしい食材の1つです。
妊娠中は豆腐をうまく利用して体重増加を緩やかにすることを意識しよう!
参考までに、豆腐が他の食品と比較してどれぐらいカロリーが低いのかご紹介しますね!
比較食材 | 100gあたりのカロリー |
---|---|
絹ごし豆腐 | 56kcal |
木綿豆腐 | 73kcal |
白米 | 168kcal |
食パン | 248kcal |
豆腐のカロリーは白米の半分、食パンの1/4くらいなんだ!
嬉しいな~♪
さらに豆腐はカロリーが低いだけでなく、機能性食品としても注目されている食材なんですよ!
妊婦さんにとってうれしい栄養素と効用があるので、こちらも併せてご紹介しますね♪
栄養素 | 効用 |
---|---|
タンパク質/リノール酸 | 血圧・コレステロール抑制 動脈硬化 |
レシチン | 脂肪代謝・脂肪肝に効果的 |
レシチン/コリン | 記憶力を高める 脳の老化・ボケ防止 |
サポニン | 成人病や老化防止 |
イソフラボン | 骨粗鬆症・がん・動脈硬化予防 |
トリプシンインヒビタ | 糖尿病予防・治療 |
オリゴ糖 | 腸内の善玉菌・ビフィズス菌増やす |
カルシウム | 骨や歯、ストレスに効果的 |
豆腐にはビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなども含まれているよ!
これらのビタミンは美肌などにも効果的なんだ♪
妊娠中は普段に比べてカルシウムを多くとる必要があったり、便秘に悩まされることも多いので、豆腐を食べることでオリゴ糖やカルシウムが摂取できるのはうれしいですよね♪
ただ、うれしい効果が期待できるからといって、妊娠中に豆腐ばかりを食べ過ぎるのはおすすめできません。
そこで次に、妊娠中に豆腐ばかり食べ過ぎるのがおすすめできない理由と、豆腐ダイエットを行う場合に注意したいポイントについてお伝えしますね!
妊娠中の豆腐ダイエットで注意すべき点は?
妊娠中の豆腐ダイエットで注意すべき点には、豆腐の食べ過ぎと栄養バランスの偏りの2つがあります。
以下でそれぞれについて詳しくお伝えしますね。
豆腐の食べ過ぎ
豆腐は低カロリー高タンパクで、妊娠中に必要な栄養素を豊富に含んでいます。
そのため栄養がとれて低カロリーで、お腹まで満たされるなら、妊娠中に豆腐をたくさん食べれば体重管理ができる!と思うかもしれませんね。
しかし、豆腐にはエストロゲン様物質である大豆イソフラボンも豊富に含まれているため、妊娠中に豆腐をたくさん食べることはおすすめできません。
この”大豆イソフラボン”は女性ホルモンと似た働きをするので、過剰に摂取することでホルモンバランスが崩れ、それによりお腹の赤ちゃんの発育に影響を与える可能性があることがわかっています。
★参考元:亀田メディカルセンター「妊娠中イソフラボン過剰摂取は控えましょう(論文紹介)」
このようなことからも、妊娠中の豆腐の食べ過ぎには気をつけないといけないんですね。
ちなみに、妊娠中に豆腐を食べる場合は1日100グラム程度におさえるようにしましょう!
他の大豆製品を食べる場合は豆腐の量を減らすなどして調節してね!
もしイソフラボンを含むサプリメントを飲んでいるようであれば、自己判断で飲み続けずにかかりつけ医に相談するのが安心ですよ。
栄養バランスの偏り
低カロリー・高タンパクで栄養豊富な豆腐ですが、それだけでは妊婦さんが1日に必要な栄養素を補うことはできません。
間違った豆腐ダイエットで肉や魚などをすべて豆腐に置きかえてしまうと、本来とれるはずだった栄養素が不足してしまいます。
肉や魚には豆腐には含まれていない「動物性たんぱく質」が含まれているよ!
それ以外にも、肉や魚には豆腐にはない栄養素が含まれている上に、食べることで代謝が上がり、太りにくい身体作りにも役立ちます。
もし妊娠中の体重増加を緩やかにしたいようであれば、普段のメニューを少し減らして、その分を豆腐で補うなど、栄養バランスを意識しながらうまく豆腐を取り入れることが大切です。
妊婦さん自身やお腹の赤ちゃんのためにも、豆腐だけでなく肉や魚、野菜などをバランスよく食べて栄養が偏らないように注意したいですね。
妊娠中の豆腐ダイエットはお腹の赤ちゃんに影響する?
妊娠中のダイエットで心配なのが、お腹の赤ちゃんへの影響ですよね。
豆腐は低カロリーでありながら、妊娠中に必要な栄養素やたんぱく質を豊富に含む妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにもうれしい優秀な食材です。
妊娠期間中に上手に食事のメニューにとりいれることで、体重管理にも一役買ってくれますよ♪
ただし上記でもお伝えしたとおり、豆腐を食べ過ぎると大豆イソフラボンの過剰摂取にも繋がり、お腹の赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため妊娠中は1日100g程度を上限に豆腐を食べるようにしましょう!
もし他に大豆製品を食べる場合は、豆腐の量を減らして調整することも大切です。
普段飲んでいるサプリメントにも大豆イソフラボンが含まれていないか、再度チェックしてみてくださいね!
お腹の中にいるかわいい赤ちゃんのためにも、豆腐の過剰摂取には注意するようにしましょう!
妊娠中に豆腐ダイエットをするメリットは?
妊娠中に豆腐ダイエットをするメリットはズバリ!痩せやすい身体づくりをサポートしてくれるところです。
豆腐は栄養価や吸収率が非常に高く、たんぱく質も豊富に含まれている優秀な食材とお伝えしましたが、実は腸内環境を整える上でもとても良い食材なんです!
豆腐には腸内細菌のエサになるオリゴ糖が含まれているので、お腹の調子を整えてくれるんですね♪
お腹の調子が整うと、お肌がキレイになったり風邪をひきにくくなるなど、嬉しいメリットがたくさんあるんですよ!
妊娠中は便秘になりがちだから、お腹の調子を整えてくれるのは嬉しい♪
また、豆腐にはエネルギーや脂質の代謝を高めてくれるレシチンが含まれているのもメリットの1つ!
体重が気になる妊娠中に代謝が良くなるのは、かなり魅力的ですよね♪
それ以外にも低カロリー・低糖質で高たんぱくな豆腐には、以下のような嬉しい栄養素が含まれていますよ。
- 抗酸化作用があるサポニン
- 体内で作ることができない不飽和脂肪酸の1つであるリノール酸
- 血流改善に効果的なビタミンE
- お腹の赤ちゃんの成長にかかせないカルシウム
豆腐を食べるだけで、上記の栄養素をマルっと摂取できちゃいます♪
血流改善効果や筋力アップサポート、基礎代謝向上効果も期待できるメリット尽くしの食材が豆腐なんですよ!
豆腐は思っているよりすごいところがいっぱいだったよ♪
妊娠中の豆腐ダイエットでおすすめな食べ方は?
豆腐の定番レシピといえば”冷ややっこ”ですが、毎日食べるのは正直飽きてしまいますよね。
そんなときに気になるのが、ダイエットに効果的な豆腐を使ってできるおいしいアレンジレシピですよね!
そこで私がよく作る、豆腐を使ったおすすめのアレンジレシピを2つご紹介しますね♪
豆腐とアボカドの冷製スープ
豆腐に加えて葉酸がたっぷりのアボカドを使った冷製スープです♪
ミキサーを使っているので舌ざわりが滑らかで飲みやすく、簡単に作れますよ!
- 絹ごし豆腐 1/2
- 玉ねぎ 1/2
- アボカド 1個
- ミニトマト 2つ
- コンソメ顆粒
- 水1カップ
- 牛乳1カップ
- こしょうお好みで
- 玉ねぎは薄切り、アボカドは1口サイズにカット/トマトも4等分くらいにカットする
- 鍋にコンソメと水を入れ煮立たせる
- 煮立ってから更に3分煮る
- 豆腐とアボカドと煮たスープをミキサーに入れてよく混ぜる
- そこへ牛乳を加えて混ぜてから冷蔵庫で冷やす
- 食べる前にトマトをのせお好みでこしょうをして完成!
スープなのでつわりの時期にもおすすめだよ!
豆腐とひき肉の和風ハンバーグ
お肉よ替わりに豆腐をつかったもどき料理はいかがでしょうか!
- もめん豆腐 1/2
- ひき肉 150g
- 片栗粉 大さじ1
- しょうがチューブ 5mm
- 塩コショウ 少々
- 大根おろし 適量
- 青じそやポン酢 お好みで♪
- 水切りをした豆腐とひき肉、片栗粉、しょうが、塩コショウをよく混ぜる
- 空気を抜いて形を整える
- フライパンに油をひいて中火で焼き色がつくまで焼く
- 裏返したら蓋をして弱火で蒸し焼きにする。(5分くらい)
- 盛り付け、大根おろし適量、青じそやポン酢もお好みでどうぞ!
豆腐とひき肉の和風ハンバーグはカロリーを抑えられるだけでなく、子どもウケも抜群です♪
豆腐は価格が安く手に入れやすいので、普段の食事にもたくさん活用していきたいですよね。
ちなみにわが家の子ども達は、肉なのか豆腐なのかわかっていません♪
ダイエットだけではなく普段使いできるのも豆腐のいいところですよね。
がっつり食べたいときにおすすめです!
豆腐ハンバーグ…、意外と侮れないおいしさですよ。
豆腐なのにボリューム満点で食べ応えもバッチリ!
余談ですが、わたしはお肉のハンバーグよりも豆腐ハンバーグの方があっさりしていて好みです♪
作り方もとっても簡単!混ぜるだけ、焼くだけなので時間がない時ぜひ作ってみてくださいね。
いろいろな豆腐レシピを試してみるのも楽しいですよ♪
妊娠中に豆腐ダイエットはしてもいい?お腹の赤ちゃんへの影響は?まとめ
妊娠中に豆腐ダイエットはしてもいいのか、また、注意点やお腹の赤ちゃんへの影響についてご紹介しました。
妊娠中に豆腐だけを食べるような無理なダイエットは禁物ですが、普段の食事にうまく豆腐を取り入れることで摂取カロリーを減らしたり代謝を上げる効果が期待できます。
それだけでなく妊娠中に必要な栄養素が手軽にとれたり、豆腐に含まれるオリゴ糖によってお腹の調子を整えることもできますよ。
ただし、豆腐を食べる過ぎると大豆イソフラボンの過剰摂取となり、妊娠中のホルモンバランスに影響を与える可能性があります。
それにより、お腹の赤ちゃんの成長にまで悪い影響をあたえてしまう可能性があるので、豆腐を食べる場合は1日100g程度を上限に食べるようにしましょう。
もし他に大豆製品を食べる場合は、豆腐の量を減らすなどして調整してくださいね!
豆腐は栄養が豊富なだけでなく、痩せやすいカラダ作りのサポート役としても一役買ってくれる存在なので、体重管理が大切な妊婦さんにとってうれしい食材のひとつです。
豆腐はダイエットにも妊娠時期にも役立つ食材なので、日々の食事の中にうまく取り入れて妊娠中の体重管理に役立ててみてくださいね♪