毎年7月から10月ごろにかけて発生する台風ですが、その名前が変でダサいと思ったことはありませんか?
なぜ台風に変な名前やダサい名前をつけるのか、ニュース番組や新聞を読んでいて不思議に思ったことがある人は少なくないですよね。
特に日本名の台風はダサく、一体誰がつけているのかも気になりますよね。
そこで今回の記事では、台風の名前が変なのはなぜなのか、台風の名前が日本はダサい理由や誰がつけるのかも調査したのでご紹介します!
台風の名前について気になる人は、是非最後まで読んでみてくださいね♪
台風の名前が変なのはなぜ?
ニュース番組や新聞で台風の変な名前を見るたびに、なぜこんな変な名前をつけるのか気になっている人も少なくないですよね。
実は台風の名前は既に決められており、事前に決まっている1〜140までの名前を台風の発生ごとに順番につけています。
台風は北西太平洋や北東太平洋、南インド洋や南太平洋で発生することが多いです。
そのため140個ある台風の名前は防災意識を高めることを目的に、台風の発生が多いアジア圏の人々にとって馴染み深い名前がつけられているんですね。
さらに防災意識を高めるのみならず、アジア圏の人々に馴染みのある名前を台風につけることで、アジア各国・地域の文化を尊重し相互理解を図ることや、連帯感を強化する目的もあります。
2000年に発生した台風第1号の名前「ダムレイ」は、カンボジアの公用語であるクメール語で「象」を意味します。
カンボジアの人々にとって、象は生活や宗教の面で密接に結びついていることから馴染み深いですよね。
ダムレイの次の台風第2号の名前は「ハイクイ」ですが、中国語で「イソギンチャク」を意味します。
中国でイソギンチャクは食べ物として馴染み深いものです。
台風の名前の意味を調べてみると意外と面白いですよ♪
台風の名前が日本はダサい理由
日本語でつけられた台風の名前には「コイヌ」や「ヤギ」、「カジキ」など、思わず「もっと良い名前があったのでは?」と言いたくなるものばかり・・・
正直、他の国と比べてちょっとダサいと思ってしまいますよね。
そんな台風の名前ですが、実は日本の台風の名前は全て「星座の名前」からとっているので、「トカゲ」や「コグマ」、「コンパス」などといった、人によってはダサいと思いがちな名前がついているのです。
では、なぜ星座から台風の名前をとったのか、日本人にとってもっと馴染み深くてダサくないものがあったのでは?と気になりますよね。
台風に星座の名前をつけた理由は、星座が特定の固有名詞や地名、天気現象名ではなく中立的な名称であること、自然に関することなので利害関係が比較的生じにくくいこと、台風と宙(そら)に関連性があり慣れ親しまれていることがあげられます。
それ以外にも、アルファベット9文字以内で文字数が多過ぎないことや発音しやすいこと、日本以外の国の言語で好ましくない意味を持たないことなども台風の名前を決める上での条件となっています。
台風の名前を決めるために、上記の細かい条件を満たしたものが「星座」だったということですね!
台風の名前は誰がつけるの?
台風の名前は既に決められており、140個の決まった名前を台風が発生するごとに順番につけています。
では、その140個の台風の名前は誰が決めたのかというと、「台風委員会」という日本を含む14ヵ国等が加盟する政府間組織によって決められました。
台風はもともと米国によって「英語の人名」がつけられていましたが、2000年から北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には「アジア名」で名前をつけるようになりました。
台風委員会には以下の14の国や地域が加盟しています。
上記の地域は台風発生による直接的な影響を受けやすいため、台風被害の軽減を目的として、1968年にアジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と世界気象機関(WMO)によって台風委員会が設立されました。
台風委員会に加盟する14の国と地域が、それぞれ10個ずつ台風の名前を決めたので全部で140個の名前あるんですね!
台風の名前 まとめ
台風の名前が変なのはなぜなのか、そして台風の名前が日本はダサい理由や誰がつけているのかもご紹介しました。
台風の名前は台風委員会によって防災意識を高めることを目的に、台風の発生が多いアジア圏の人々にとって馴染み深い名前がつけられています。
台風の名前を決めるのにも細かい条件があり、その条件を満たしたものが日本の場合は星座の名前だったんですね。
ダサい、変だと思っていた台風の名前の由来を知ると関心が深まりますね。
ニュース番組や新聞なんかで台風情報を見たら、どこの国がつけた名前なのか、名前の意味なんかを調べてみると面白いかもしれませんよ!