生後 7〜8ヶ月頃から離乳食で食べさせても大丈夫なヨーグルトは、赤ちゃんにカルシウムやタンパク質を手軽に摂らせることができる便利な食材です。
それだけでなく便秘気味の赤ちゃんを持つママは、便秘解消のためにも積極的にヨーグルトを食べさせたいと思ってしまうのが親心。
それゆえ、気づいたら離乳食では毎日ヨーグルトをあげている、なんて人も少なくないのではないでしょうか。
ただ、赤ちゃんに毎日ヨーグルトをあげても大丈夫なのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、離乳食でヨーグルトは毎日あげても大丈夫なのか、さらには選び方やおすすめのヨーグルトについてもご紹介します!
離乳食でヨーグルトは毎日あげても大丈夫?
結論から言うと、赤ちゃんの離乳食で毎日ヨーグルトをあげても大丈夫です。
ただし、毎日あげても良いからといって食べさせすぎはいけません。
厚生労働省によると、タンパク質のうち乳製品の摂取目安は、離乳食中期の生後7~8カ月頃では50~70g、離乳食後期の生後9~11カ月頃では80g、離乳食完了気の生後12〜18ヶ月の赤ちゃんは1日100gとなっています。
厚生労働省:離乳スケジュール
トロリとした口当たりで赤ちゃんが食べやすいヨーグルトは、カルシウムやタンパク質が豊富なだけでなく、消化や吸収に優れた発酵食品なので、1日のあたりの摂取量を守って適量を食べさせてあげてくださいね。
また、離乳食を食べ始めると便秘がちになる赤ちゃんもいるので、そんな時こそ積極的に腸内環境を整えてくれるヨーグルトを食べさせてあげるようにしましょう!
そんな離乳食におすすめな食材のヨーグルトですが、選び方にはいくつか注意点があります。
そこで次に離乳食で使うヨーグルトの選び方についてご紹介します!
離乳食のヨーグルトの選び方は?
まだ味を覚えていなかったり、消化が上手くできない状態の赤ちゃんだからこそ、離乳食であげる食べ物には特に気をつけてあげたいですよね。
そこで離乳食用のヨーグルトを選ぶ際に気をつけたいチェックポイントを4つご紹介します。
1.無糖プレーンかチェック
ヨーグルトには加糖と無糖の二種類があります。
離乳食期の赤ちゃんは味覚が未形成で味に敏感なので、刺激を少しでも少なくするためにも無糖を選びましょう。
フルーツ入りのものは加糖ヨーグルトに分類されるので、プレーンのものを選ぶのがおすすめです。
中にははちみつが入っているヨーグルトもあるので、食品表示ラベルをしっかり確認してくださいね。
加糖のヨーグルトは乳歯が生え始めると虫歯の原因になることもあるので、赤ちゃんの離乳食には必ず無糖のヨーグルトを選ぶようにしましょう!
2.発酵乳の記載をチェック
厚生労働省の乳等省令で定義されたヨーグルトのことを『はっ酵乳』といいます。
厚生労働省:乳等省令における規定
『はっ酵乳=ヨーグルト』と覚えるとわかりやすいですね♪
乳化剤や安定剤などが含まれている『乳等を主要原料とする食品』は、ヨーグルトではないので注意してください。
商品のパッケージに表記があるので必ず確認するようにしましょう。
より安全なものを赤ちゃんにあげるのであれば、はっ酵乳の文字をチェックをしてみてくださいね!
3.酸味をチェック
無糖のプレーンヨーグルトのなかには、大人でも酸っぱいと感じるものもありますよね。
酸味が苦手な赤ちゃんは多いので、あげる前にまずは味見をして酸味のチェックをしましょう。
無糖のプレーンヨーグルトでも、酸味が少なく赤ちゃんでも食べやすいヨーグルトがあります。
赤ちゃんがヨーグルトを好きになるように、できるだけ酸味の少ないヨーグルトを選んであげたいですね♪
4.食品添加物をチェック
赤ちゃんが口にするものには細心の注意を払い、食品添加物が含まれていない無添加のものを選びましょう。
離乳食に使うヨーグルトは、生乳や乳製品のみで製造されている商品がオススメです。
ヨーグルトを購入する際には、容器包装に表示されている『食品添加物』をチェックして、無添加のものを選んでみてくださいね。
離乳食におすすめのヨーグルトは?
離乳食に使うヨーグルトを選ぶ際にチェックしたいポイントをおさえたうえで、どのヨーグルトがおすすめなのかご紹介していきます。
ベビーダノン
離乳食で赤ちゃんに食べさせるのにおすすめなのはベビーダノンです。
ベビーダノンは生後6カ月~24カ月の赤ちゃん向けに作られたヨーグルトで、赤ちゃん向けに酸味が少ない無糖のプレーンヨーグルトの上に野菜や果物のソースがかかっています。
さらにスプーンからこぼれ落ちにくい適度な固さに作られているので、ママにとってもも赤ちゃんにとっても嬉しいヨーグルトなんですよ。
いろいろな味を楽しみながら野菜や果物の栄養もとれちゃうので、一石二鳥のヨーグルトですよね♪
小分けになっているので一回ごとに開封できるのも衛生的ですね。
ただ、ベビーダノンは普通のヨーグルトに比べて値段が高めなのが少しネックなところ。
もう少し費用を安く抑えたい人向けのヨーグルトもこれからご紹介します♪
小岩井 生乳100%ヨーグルト
小岩井 生乳100%ヨーグルトは、離乳食で使用している人が多い、ママにも赤ちゃんにも人気のヨーグルトです。
滑らかでコクがあり、プレーンヨーグルトの中でも特に酸味が少ないヨーグルトということが、離乳食で愛用するママたちの多い理由!
安定剤や砂糖不使用で特定保健用食品(トクホ)にも認定されているので、安心して赤ちゃんに食べさせることができますね。
牛乳の味に近く、クリーミーなのにあっさりとした味わいなので、どのプレーンヨーグルトにしようか迷ったら小岩井 生乳100%ヨーグルトがおすすめですよ♪
森永ビヒタスヨーグルト
森永ビヒタスヨーグルトは、まろやかな味わいで酸味が控えめなのが特徴です。
酸味が苦手な赤ちゃんは多いので、赤ちゃんのヨーグルトデビューにも最適なヨーグルトです♪
森永ビヒタスヨーグルトはスーパーのセールなどで安く販売されていたり、比較的安価で手に入れられるのも嬉しいですね!
赤ちゃんがヨーグルトを食べてくれないなどとお悩みのママは、酸味が原因である可能性があるので、一度森永ビヒタスヨーグルトを試してみるのがおすすめですよ。
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンといえば、スーパーのヨーグルト売り場には必ず置いてあるプレーンヨーグルトの定番中の定番ですよね。
良質な乳原料とブルガリアのLB81乳酸菌を使用しており、ヨーグルト本来の味わいを感じられるのが特徴です。
適度な酸味があるので、酸味が気になる赤ちゃんにはりんごやバナナなどの果物と一緒にあげると良いですね。
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンも特定保健用食品(トクホ)に認定されているので、安心して赤ちゃんに食べさせることができますよ。
雪印メグミルクナチュレ恵
雪印メグミルクナチュレ恵は「ガセリ菌SP株」と「ビフィズス菌SP株」を使用しているので、腸内環境を整えるのに最適なヨーグルトです。
「ガセリ菌SP株」と「ビフィズス菌SP株」は、日本人がもともと持っているヒト由来の乳酸菌で、腸まで生きて届くのが特徴です。
離乳食を始めてから便秘気味になる赤ちゃんは多いので、赤ちゃんの便秘対策にもオススメのヨーグルトです。
明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーンと同じく、適度な酸味があるので果物との相性は抜群!
バナナやりんごと一緒にあげてみたりして、いろいろアレンジしてみてくださいね。
雪印メグミルクナチュレ恵も特定保健用食品(トクホ)に認定されている、安心安全なヨーグルトですよ♪
無糖のヨーグルトは酸味があるものが多いので、果物などをすりつぶして混ぜて自然の甘みを加えてあげると食べやすくなります。
さらにいろいろな栄養も同時に摂ることができるので、いろいろとアレンジして赤ちゃんに食べさせてあげてくださいね♪
離乳食でヨーグルトは毎日あげても大丈夫?おすすめや選び方は? まとめ
離乳食でヨーグルトは毎日あげても大丈夫なのか、選び方やおすすめのヨーグルトについてご紹介しました。
ヨーグルトはタンパク質やカルシウムを豊富に含み、離乳食を始めると便秘がちになりやすい赤ちゃんの便秘解消にも役立つ食材です。
適量を守れば毎日あげても大丈夫なので、ご紹介したおすすめのヨーグルトや選び方を参考に赤ちゃんにあったヨーグルトを選んであげたいですね♪
栄養満点でお腹の調子も整えてくれるヨーグルトを、いろいろアレンジしながら積極的に赤ちゃんに食べさせてあげましょう!