赤ちゃんとの生活が始まるとワクワクドキドキ楽しみな反面、泣き声がどれくらい響くのか気になりますよね。
特に賃貸物件に住んでいると、赤ちゃんの泣き声による苦情なども気になるところです。
赤ちゃんの泣き声は、鉄筋コンクリートなどに比べると木造アパートの方が響きます。
そのため
- 赤ちゃんの泣き声で苦情が来ないか気になる
- ご近所とトラブルになったらどうしよう
と心配になってしまいますよね。
しかし、赤ちゃんが泣くことは自然なことなので、必要以上に気にして生活するのはストレスになってしまいますね。
そこでこの記事では、赤ちゃんの泣き声が木造アパートにどれくらい響くのか、苦情にならないための対策を5つ実体験を交えてご紹介します。
また、万が一苦情が来た時の対処法もまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
赤ちゃんの泣き声は木造アパートでどれくらい響く?
赤ちゃんの泣き声は、鉄筋コンクリートのアパートやマンションなどに比べて、木造アパートの方が隣や上下の階に響きやすいです。
私は木造アパートに住んでいますが、上の階の方が友人を連れてくると毎回話し声が聞こえてきますし、普段の足音もドスドスと下の階までかなり響きます。
木材はコンクリートに比べて空気が通りやすいので、音が漏れやすいんですね。
そのため木造アパートの場合、赤ちゃんの泣き声がご近所の方に聞こえている可能性はかなり高いです。
具体的にお伝えすると赤ちゃんの泣き声は60db(デシベル)以上、ギャン泣きだと100dbほどになります。
ただ、デシベルと言われてもどのくらいの大きさかよく分からない…
以下に赤ちゃんの泣き声と同じくらいの音の大きさをまとめてみました!
生活騒音 | 音の大きさ(dB) |
---|---|
洗濯機 | 64~72 |
掃除機 | 60~76 |
ピアノ | 80~90 |
テレビ | 57~72 |
子供のかけ足 | 50~66 |
車のアイドリング | 65~75 |
人の話し声(日常) | 50~61 |
人の話し声(大声) | 88~89 |
上記を参考にすると、赤ちゃんの泣き声は掃除機や洗濯機の音と同じくらいの大きさということになるので、大きな音だということがわかりますね。
昼間だと、外のガヤガヤした音と同じくらいの大きさだね。
また、赤ちゃんのギャン泣きは大声で話した時やピアノの音よりも大きいので、木造の賃貸アパートだとかなり気になる音の大きさです。
以前、上の階の方が夜中まで友人とどんちゃん騒ぎをしていた時は、盛り上がった声が外まで聞こえていて、寝ていたのに起きてしまったことがあります。
つまり、赤ちゃんが夜中にギャン泣きするとこんな感じ、ということになりますね。
わかってはいるけど、赤ちゃんがなにしても泣き止まない時って結構あるのよね…
ただ、同じ音の大きさでも昼間と夜間では聞こえ方が違いますし、生活スタイルや、その人にとって何の音がストレスになるかはそれぞれ異なります。
ちなみに昼間と夜間の音の大きさの基準値は以下の通りとなっていますよ。
住居の用に供される地域の基準値
引用元:騒音に係る環境基準について | 環境省 (env.go.jp)
昼間(午前6時~午後10時):55dB以下
夜間(午後10時~午前6時):45dB以下
上記を参考にすれば、60dB以上の音は一般的にうるさいと感じる音ということになりますね。
掃除機の音も昼間の長時間だったり、夜間だとうるさく感じるよね。
日中活動しているときであれば気にならない赤ちゃんの泣き声も、静かな夜間や長時間だとストレスに感じるという方もいますよね。
そこで次に、赤ちゃんの泣き声で苦情にならないための事前対策についてご紹介します。
実際にわが家でも行っている方法なので、ぜひ参考にしてみて下さいね♪
赤ちゃんの泣き声で苦情にならないための対策5選!
赤ちゃんの泣き声も、ちょっと工夫することで軽減することができます。
ここでは赤ちゃんの泣き声で苦情にならないための対策を5つご紹介していきます!
ご近所に挨拶をしておく
赤ちゃん連れで引っ越しをして来たり、住んでいる間に赤ちゃんが生まれた場合は、ご近所さんに挨拶をしておくと安心です。
私の経験談になりますが、1歳の娘を連れて引っ越ししてきた時は、全世帯に粗品をもって挨拶にいきました。
そうすることで、アパートの住人の方たちに子供がいるということ事前に知らせることができます。
それだけでなく、他の住人の方にも同じくらいの赤ちゃんがいることがわかったりして、少し気が楽にもなったりしましたよ。
ちなみに持って行った粗品は、キッチンなどで使える消耗品をもっていきました^^
その後2人目が生まれたのですが、そのときは住人の方と会った時などに、「実は2人目が生まれまして、うるさくないですか?もし泣き声とかでうるさければいつでも言ってください。」と伝えていしました。
みなさんやさしい方ばかりで、「全然聞こえないですよー」とおっしゃってくれたり、中には「おめでとうございます!」なんて言ってくださる方もいましたよ^^
引っ越しで入居するときや挨拶した時などに、「こどもの声でご迷惑おかけすることがあるかもしれませんが、気を付けますので何かあればいつでも言ってください」などと一言添えるだけでも、気にかけていることが伝わりますよね!
いつも感じの良い人と印象の悪い人では、何かあったときに相手の受け取りかたも違ってきます。
ご近所さんとの関係を日ごろから良好にしておくことは、苦情を防ぐ上で最もおすすめですよ。
子育て経験豊富な方であれば、軽く雑談程度に相談などして、親しみを持ってもらうのもひとつの方法ですね。
窓を開ける時間に気を付ける
すぐに実践できて手軽なのが、赤ちゃんが泣いたら窓を閉めることです。
赤ちゃんが泣いている時や外が静かになる夜間は、窓をできるだけ閉めておくようにしましょう。
ただ、赤ちゃんが泣いていないのであれば戸を開けても全然かまいません。
そこまで神経質にならなくても、ある程度の生活音はお互い様です。
そのため泣いたらとりあえず閉める、これだけでも外に聞こえる大きさは変わりますよ。
また、換気扇や換気口も閉めるとより効果的です。
防音グッズの活用
わが家で実際に使っているものを含めて、オススメの防音グッズをご紹介しますね。
防音カーテン
防音カーテンは完全に防音できるというわけではありませんが、薄いカーテンに比べると効果があります。
ちなみにわが家は全室防音カーテンを使用しています。
カーテンを交換するだけなので、忙しいママにも手軽さがありますね。
引越しの時に防音カーテンを買えばOK!
このタイプのカーテンは遮光性に優れているものも多く、外の光も遮断してくれるので夜ぐっすり眠るためのアイテムとしても使えますよ♪
隙間テープ
隙間テープをドアや窓サッシの隙間に貼ると、声が外に漏れるのを防いでくれます。
声は隙間からも漏れたりするので、なるべく塞ぐことで遮音効果に繋がりますね。
外の音も遮音できるので一石二鳥ですよ♪
そして隙間テープにはもう1つメリットがあるんです!
それが、暖房効率や冷房効率がアップして光熱費がおさえられるということ!
隙間テープを使ったことで、冬のつめたい隙間風がなくなってお部屋が暖かくなったよー
隙間テープは安く手に入れられて、手軽に使うことができるので試してみる価値あり!
安く手に入る上に光熱費もおさえられるなんて最高だね♪
隙間テープ、もしくは遮音テープという名前で販売されているので、ホームセンターなどで探してみてくださいね♪
貼るだけとカンタンなので賃貸物件でも使いやすく、引っ越しの際ははがすだけなのでお手軽ですよ^^
防音マットやジョイントマット
床に防音マットを敷くと、足音や物を落としたときの響きが軽減されます。
防音マットやジョイントマットは赤ちゃんの泣き声に対する防音効果というよりは、赤ちゃんが動くようになってから役立ちます。
赤ちゃんがものをつかんで投げたり落としたりするようになると、どうしても下の階に響いてしまいますよね。
さらに赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると、しりもちをついたり転ぶこともあるので、クッション性のある防音マットやジョイントマットがあると安心です♪
ジョイントマットは子供用品売り場に売ってるものでOK!
わが家の上の子は、家の中でもテーブルの周りをぐるぐる走ったり、ぴょんぴょんジャンプしたりするのは日常茶飯事です^^;
幸いわが家は1階ですが、そういった足音などに防音マットやジョイントマットは効果を発揮します!
大きくなってもそのまま使えるので、コスパがいいと感じています♪
ちなみに薄すぎると効果があまりなかったり、安すぎると表面がはがれてきたりジョイント部分がずれてきやすいので注意してくださいね!
床に敷いておけば冬でも底冷えしなくて安心♪
色柄や種類、品質も豊富なのでインテリアにあったものを選ぶことができるのもうれしいポイントですよ♪
吸音パネル
吸音パネルを壁や天井に貼ると、音のエネルギーを吸収してくれるので伝わる音が小さくなります。
張り付けるタイプの吸音パネルがホームセンターやネットショップなどでも販売されていますよ。
二重窓ではないアパートの場合、吸音パネルを窓に貼ってみるのもおすすめです^^
ピンなどで止めるタイプのものがありますが、賃貸の場合はテープなどで貼る方が良いかもしれませんね。
お住まいのアパートにあったものを選んでみてくださいね♪
ニードルフェルト
ニードルフェルトはカーペットやラグマットなどの下に敷くことのできる防音材で、柔らかく吸音効果があります。
サイズが大きくても価格はそれほと高くないので、使用する際はマットの下全体に敷くのがおすすめですよ!
一部だけに敷くよりも、床全体に敷いた方が効果ありだよ!
これも、防音マットやジョイントマットと同じく泣き声に対して防音効果が高いわけではありませんが、吸音という意味では効果があります。
なるべく厚めのニードルフェルトを選ぶのがオススメですよ♪
また、角部屋などでは寝室をお隣さんから離れた部屋にしたり、クローゼットなどが間ある間取りにすると響きにくくなります。
隣家側の壁に大物家具を置くだけでも変わりますよ!
二重窓
上記に挙げた対策よりは手間とコストがかかりますが、二重窓にするとグッと音の遮音性は上がります。
わが家もかつて二重窓にしたことがあるのですが、外から聞こえる音がかなり小さくなりましたよ。
ということは、中からの音も外に響きにくくなるということです!
ガラスは振動しにくいものほど音を伝えにくくなるので、しっかりとしたガラス窓がいいですね。
ただ、賃貸の場合は大家さんや管理会社に必ず相談するようにしてくださいね。
寝かしつけ時の環境改善
赤ちゃんの泣き声を防ぐためにも、赤ちゃんの寝やすい環境づくりは大切です。
その際に気をつける点は以下の通りです。
外の光が気になる時は、防音効果のある遮光カーテンがオススメですよ!
テレビやスマホ、タブレットなどのブルーライトを発するものは遅くとも寝る1時間前までには消しましょう。
外の車の音や人の声が聞こえないように静かな環境を作ってあげてくださいね。
室内の温度は冬だと20℃前後、夏は26℃~28℃くらい、湿度は60%くらいを目安にしてね!
また、赤ちゃんを夜しっかり寝かせる為には、朝晩規則正しい生活を身につけさせることが大切になってきます。
子育て支援センターや児童館などで遊ばせたり、日光浴や公園など、日中に活動して疲れさせましょう。
ヨチヨチ歩くようになったら、近所をお散歩するだけでも小さい子にはいい運動になりますよ。
しっかり朝日を浴びて目を覚まし、お昼寝は長くなりすぎないように注意しましょう!
寝すぎると夜に目がさえたり、昼夜逆転の原因になってしまいます。
ホワイトノイズマシンやアプリの活用
低月齢の赤ちゃんには、ホワイトノイズをきかせると効果的な場合があります。
ホワイトノイズとは、テレビの砂あらしのような音です。
わが家のこども達も、泣いてしまって寝ない時にホワイトノイズをきかせたりしていました。
ホワイトノイズを聞かせることでおなかの中を思い出し、それまで泣いていた赤ちゃんが泣き止んで落ち着くことがあるんですよ♪
さらにホワイトノイズには色々な周波数の音が含まれているので、赤ちゃんが外の音にびっくりして起きる、なんてことも減る場合があるんです!
他にもピンクノイズやブラウンノイズなど、高音が弱いタイプのものもあります。
いろいろなタイプの音を流せるアプリなどもあるので、活用してみてくださいね♪
赤ちゃんを長時間泣かせない方法
小間切れ睡眠だったりで睡眠不足になってしまい大変だとは思いますが、夜間は特に長い間泣かせないように注意しましょう。
夜中など、周囲の方たちが寝ているような時間帯に赤ちゃんが長時間泣き続けていると、常識がないと思われたり、ご近所の方たちの睡眠を妨げて迷惑をかけてしまいます。
どうしても泣き止まないときは、以下の方法を試してみてくださいね。
小さい赤ちゃんは眠たくないだけでなく、寝たいのに寝られない、という場合もよくあります。
そんな時は、バウンサーや電動ハイローチェアに寝かせてみると心地良くて寝てしまうことがあります。
抱っこし続けることに比べて、身体の負担がぐんと減るのでおすすめです!
最近はベビー用品が格安でレンタルできるので、試してみるのもいいですよ^^
私はハイローチェアを半年間レンタルしていましたが、かなり便利で助かりました。
使わなくなったら返却できるので、狭いアパートの場所をとらずにすむのもメリットでしたよ♪
そのときの実際の様子は以下の記事に詳しくまとめているので、よかったら合わせて読んでみてくださいね!
⇒ ベビレンタを実際に利用した口コミを写真付きレビュー!返却梱包や延長についても紹介
他にも、下の子が0歳の頃は”これ以上泣かせまい”と眠たい目をこすりながら暗い部屋をぐるぐる歩き回りました。
すると、なぜか泣き止むんですよね。笑
また、”赤ちゃんの寝かしつけにバランスボール!?”と思われるかもしれませんが、抱っこしたまま座って上下左右に揺れると、泣き止むことがあるんです。
これもわが家の必須アイテムで、赤ちゃんが泣き止むし、インナーマッスル鍛えて産後ダイエットになるしで一石二鳥でした♪笑
ただ、赤ちゃんを抱っこしているので、くれぐれも転んでしまわないように気を付けてくださいね!
赤ちゃんの泣き声で苦情になった時の対応方法
赤ちゃんの泣き声には気を付けていたけれど、近所の方から苦情がきてしまった場合の対処法を状況別にご紹介します。
直接苦情を言いにきた場合
直接苦情を言いに来た場合、相手の方は今までずっと不満に感じていたり、かなり怒っている場合が多いです。
そのためその場で丁寧に謝罪し、後日手土産を持って改めて謝罪に行きましょう。
管理会社や大家さんを介して
管理人さんや管理会社、大家さんを介して謝るか、可能であれば直接お詫びに行ってもいいか確認し、後日手土産を持って謝罪しに行きましょう。
必ずしも直接謝られたい人ばかりではなく、あえて匿名で苦情を入れている場合もあります。
手紙が入っていた
直接は言いにくいため手紙で苦情を伝えてきた場合も、直接苦情を言いにきたのと同様、不満に感じている可能性が高いです。
本人が直接会いたくないと思っている可能性もあるため、今後のトラブルにならないためにも管理人さんや大家さんに謝罪に行ってもいいか確認し、後日、可能であれば手土産持参で謝りに行きましょう。
壁などドンと叩かれる
確証もないので謝罪は現時点では必要ないですが、夜間にうるさくなっていないかなど、自分の家の防音などの対策を考え直す必要があります。
ご紹介しや上記の対策を試してみてくださいね。
赤ちゃんの泣き声で苦情になったときの謝罪のポイント
赤ちゃんの泣き声で苦情になってしまったため、後日謝罪に行ったら逆に相手を怒らせてしまったということがあります。
そこで謝罪に行くときの注意点やポイントをまとめました。
赤ちゃんを連れて謝罪に行かない
謝罪に行くときはなるべく赤ちゃんは連れて行かず、可能であれば預けることも考えましょう
もし話の途中で泣いたりすると、余計にイライラさせてしまう可能性があります。
怒っている時に赤ちゃんの顔を見たいとは思わない人もいるからね…
手土産は日用品
手土産は、好みに左右されない日用品がおすすめです。
甘いものなど好みがわかれるお菓子は避け、洗剤やタオルなど当たり障りないものを選ぶようにしましょう。
言い訳をしない
言いたいこともあるかと思いますが、誠意をもって謝ることが大切です。
どうしても伝えるべき事情がある場合は、相手の様子をうかがって聞いてもらえそうか判断しましょう。
怒っている時に言い訳すると余計に怒らせてしまう可能性があります。
謝罪するときは、「これからは窓を閉めるように気を付けます」など具体的な対処法などを伝えるのもおすすめですよ。
素直に受け止め謝罪したうえで、これから迷惑をかけないようにすることを伝えることで納得してもらえることもあります。
相手がどういう人か分からない、行きにくい場合はご夫婦で謝罪に行くようにしましょう。
大家さんや管理人さんに立ち会ってもらうのもひとつです。
どのような人かあらかじめ分かる場合や、相手が女性一人の場合などは、こちらに圧がないように一人で行くなど、状況をみて判断してみてくださいね!
赤ちゃんの泣き声は木造アパートでどれくらい響く?苦情にならないための対策5選!まとめ
赤ちゃんの泣き声は木造アパートでどれくらい響くのか、苦情にならないための対策についてご紹介しました。
赤ちゃんの泣き声は木造アパートの場合、鉄筋アパートや戸建て、マンションに比べて響くので、夜間などは特に気を付けましょう。
事前にしっかりと対策をすることで、苦情を防ぐことができますよ。
そのため
- ご近所さんに挨拶をしておく
- 泣いている時や夜間は窓を閉める
- 吸音パネルなど、防音グッズを活用する
- 寝かしつけには環境やグッズで対応
- ホワイトノイズやアプリを活用する
といったことを試してみてくださいね!
また、苦情になってしまった場合は、可能であれば手土産をもって謝罪に行くのがおすすめです。
苦情があった時はひとりで抱えず、ご夫婦で話し合ったり管理人さんに相談に行くのも1つです。
赤ちゃんが泣くことは自然なことなので、対処する方法を色々試して、ご自身や赤ちゃんに合ったものを見つけてみてくださいね!