妊娠すると、今までそれほど口にしなかったようなものが急に食べたり飲んだりしたくなりますよね。
そんな食の嗜好の変化で、”無性にオロナミンCが飲みたくなる!”という妊婦さんも少なくありません。
ただ、お腹の赤ちゃんのことを考えると、妊娠中にオロナミンCは一日何本まで飲めるのか気になりますよね。
また、オロナミンCを飲むと陣痛がくるというジンクスがあるので、出産を待ちわびている臨月の妊婦さんは”たくさん飲めば早く陣痛がくるのかな?”と感じているのではないでしょうか。
そこでこの記事では、妊婦さんはオロナミンCを一日に何本飲めるのか、たくさん飲むことによって陣痛が早くくるのか、といったことについてご紹介します。
妊婦はオロナミンCを一日何本飲んでいい?
結論からお伝えすると、妊娠中にオロナミンCを飲むこと自体は問題ありませんが飲みすぎには注意が必要です。
妊婦さんがオロナミンCを飲む場合は、カロリーや糖質、カフェインの量から考えて一日1本を目安に飲むのがオススメですよ。
オロナミンCのカロリーは1本あたり79kcal、間食は一日200kcal以内を目安に摂ることを考えると、多くても一日2本までということになりますね。
ちなみに大塚製薬のホームページを確認してみたけど、”妊娠中は飲むのを控えるように”といった文言はなかったよ!
妊娠中に絶対に飲んではいけないとされる飲み物にはアルコールがありますが、それは妊婦さんであればきっとご存じですよね。
ただ、アルコール以外にも妊婦さんが飲む量を気をつけたり、できるだけ控えるようにした方がいい飲み物は意外とたくさんあります。
たとえば、コーヒー、ココア、コーラ、ウーロン茶、日本茶、紅茶、ハーブティなどですね!
- コーヒー
- 栄養ドリンク(エナジードリンク)
- ココア
- コーラ
- ウーロン茶
- 日本茶
- 紅茶
- ハーブティ
どれも普段から飲んでいるものだけど、なぜ量を気にする必要があるの?
上記の飲み物は”妊娠中に絶対飲んではいけない”というわけではありませんが、妊娠中に摂取量を気をつけたいカフェインが含まれている飲み物なんですね。
そのため、妊娠中に飲む場合は量に気をつける必要があります。
オロナミンCにもカフェインは含まれているものの、上記の飲み物に比べると比較的カフェインの量が少ないのでそこまで神経質になることはありませんよ。
今回はわかりやすくコーヒーカップ1杯分のカフェインと、オロナミンC1本分のカフェインの量を比較してみました!
製品 | カフェイン量 |
---|---|
コーヒー(100ml) | 60mg |
オロナミンC(120ml) | 18mg |
比較するとわかるようにカフェインは含まれているけど、量が少ないのが一目瞭然だね!
コーヒーの方が少ない量にも関わらず、オロナミンCの3倍以上もカフェインが含まれているのにはビックリしますよね!
ただ、妊娠中だからといって”コーヒーを全く飲んではいけない”、というわけではないので安心してくださいね。
今は少量しかカフェインを含んでいないカフェインレスコーヒーがたくさん販売されているので、妊娠中はそういったものを上手に利用するのもオススメです^^
もし、妊婦さんにおすすめのカフェインレスコーヒーや、妊娠中の適切な飲み方について知りたい場合は以下の記事で詳しくご紹介しているので参考にしてみてくださいね!
▶︎ 妊娠中にカフェインレスコーヒーを毎日飲んでも大丈夫?おすすめはどれ?
手頃な価格のものから本格的な味わいのものまで、いろいろなカフェインレスコーヒーを紹介しているよー♪
豊富な種類の中からいろいろなカフェインレスコーヒーを試すのも楽しいですし、好きなメーカーに出会えるとお気に入りのコーヒーを飲む時間が至福のひとときになりますよ。
オロナミンCやコーヒーなど、カフェインを含む飲み物の飲み過ぎには気をつけながら、妊娠中のリフレッシュやストレス発散にうまく活用してみてくださいね♪
妊婦はオロナミンCを毎日飲んでいい?
上記でもお伝えした通り、オロナミンCを飲む場合は一日1本(120ml)を目安に飲むのがおすすめです。
そのため毎日飲んでも基本的には問題はありませんが、適量を守って飲むというのが大前提になります。
一日1本でも毎日飲めるなら幸せ…♪
ただ、オロナミンCのクセになるうま味と甘さには、いったいどれくらいの糖質が含まれているのか気になりますよね。
そこでオロナミンCの詳細な情報や、ちょっとした豆知識まで以下で詳しくお伝えしますね♪
製品情報や内容量
オロナミンCの製品情報や内容量は以下のようになっています。
製品名 | オロナミンCドリンク |
---|---|
内容量 | 120ml |
原材料名 | 糖類(砂糖(国内製造)、ぶどう糖果糖液糖) ハチミツ 食塩/炭酸 香料 ビタミンC クエン酸 カフェイン ナイアシンアミド ビタミンB6 ビタミンB2 溶性ビタミンP イソロイシン トレオニン フェニルアラニン グルタミン酸Na |
アレルギー物質 (28品目中) | 該当なし |
栄養成分 | エネルギー 79kcal タンパク質 0g 脂質 0g 炭水化物 19g 食塩相当量 0f ビタミンB2 2.4mg ビタミンB6 4.9mg ナイアシン 12mg ビタミンC 220mg |
上記を見て分かる通り、1本あたり19gの糖質が含まれていることがわかりますね。
妊婦さんが一日に摂ってもいいとされる糖質量の目安は200~250g /日となっています。
そのため、もし糖質を多く含むものを食べる日は、オロナミンCはガマンするなどして調整するといいですね^^
成分とその効果
オロナミンCといえば「元気ハツラツオロナミンC!」というCMが印象的ですよね。
その「元気ハツラツ」の秘密には、オロナミンCに含まれる以下の5つの成分があります。
成分と一緒にどんな効果があるのかもまとめてみました!
ビタミンC(レモン約11個分) | 免疫力の維持 鉄の吸収を促進、 壊血病や胎盤早期剥離のリスクを減らす |
ビタミンB2 ビタミンB6 | 栄養素の代謝に必要 皮膚や粘膜を保護する 神経の機能を正常に保ち、動脈硬化を予防 |
アミノ酸 | アミノ酸によってタンパク質が作られる。 生命をつくる最も大切な栄養素 |
はちみつ | 1歳未満に与えるのはNG 妊娠中胎児には影響はない 8割は糖分なので摂取しすぎは注意 鉄分やカリウムが含まれる |
※着色料/保存料 | 未使用 |
このようにみてみると分かる通り、オロナミンCは妊婦さんにとってうれしい栄養素がたくさん含まれていますね!
また、着色料・保存料未使用というところも、妊婦さんが安心して飲めるうれしいポイントですよ♪
オロナミンCは美味しさだけではないんだよ!
オロナミンC豆知識
最後にオロナミンCの豆知識についてお伝えしますね!
オロナミンCが入っている茶色のビン、なぜ”茶色”なのか気になったことはありませんか?
たしかになんで茶色のビンなのかしら…?
実は茶色のビンにはしっかりと意味があって、外からの紫外線によってビタミンが壊れてしまうのを防ぐ効果があるんですよ。
遮光効果といって、フタを開けるまで栄養素をしっかりと守ってくれるんだ♪
ちなみに容器はあくまでビンなので、加熱や冷凍は破裂の危険性があるので絶対にNGです!
オロナミンCは冷蔵庫で冷やして飲むのが一番おいしく味わえる飲み方ですので、くれぐれも凍らせたり加熱しないように注意してくださいね♪
妊婦がオロナミンCを飲むと陣痛が早くくる?
妊娠中にオロナミンCを飲むと陣痛がくるといったジンクスがあるので、たくさん飲めば早く陣痛がくるのでは?と思うかもしれませんね。
しかし、オロナミンCを飲んだからといって陣痛がはやくくるといった科学的な証明は残念ながらありません。
むしろオロナミンCを飲み過ぎると、カフェインや糖質の摂りすぎになるので注意が必要です。
ただ、私の体験談になりますが、つい最近3人目のこどもを出産するときにオロナミンCを飲んでみたんですね。
夜中にお腹の痛みを感じ、朝方夫と一緒に病院へ行きましたが、”本陣痛までは時間がある”と診断されて一度帰宅することに…。
その帰宅途中、夫にオロナミンCを買ってもらい車の中で飲んだのですが、自宅に着いてすぐに本陣痛につながり病院へ。
その後すぐに分娩台にあがり、まもなく出産となりました!
スムーズなお産で安産だったよー
今思うと、”オロナミンCを飲んだからスムーズに出産できたのかな?”なんて感じています^^
オロナミンCを飲んだ時はスッキリして気合も入りましたし、出産前のエネルギーをしっかりチャージできましたよ!笑
私の場合はオロナミンCで陣痛きたというよりは、気合いとエネルギーをチャージして赤ちゃんと一緒に出産を頑張れた!という感覚が強かったです。
陣痛がくると言われるジンクスには、オロナミンC以外にも階段の昇り降り、雑巾がけ、焼き肉、スクワット、トイレ掃除などいろいろありますよね。
上記の方法が出産や陣痛の促進に関係するかハッキリとはわかりません。
ただ、”陣痛ジンクス”という言葉もあるので、私のように最後の一押しとして試してみるのもおすすめですよ^^
妊婦がオロナミンCを飲むとつわりに効果ありって本当?
妊婦さんがオロナミンCを飲むことによって、直接つわりに効果があるとは断言できません。
ただ、オロナミンC1本に4.9mg含まれるビタミンB6がつわりの軽減に役立つことがわかっています。
しかもオロナミンCは1本あたり120mlと少量でありながら、ビタミンB6を多くとることができる飲み物なので、つわりで苦しむ妊婦さんにとって試す価値はあるかもしれませんよ。
つわり中でも炭酸飲料なら飲めるって妊婦さんも多いよね♪
ただし、オロナミンCにはビタミンB6以外に糖質やカフェインも含まれているため、妊娠中は飲み過ぎないように注意してくださいね。
また、つわりはビタミンB6を摂ったからといって改善されるものではなく、妊娠したことによるホルモンの変化や精神的ストレス、栄養不足なども原因の1つと考えられています。
妊婦さんの体が急激な変化に対応できず、つわりの症状が出てきてしまうんだね…
そのため、”こうしたからつわりが良くなる!”という方法は残念ながらわかっていません。
オロナミンCがつわりの症状を和らげるという話は、経験談や口コミによるものが大きく、科学的な根拠もありません。
ただし、つわりに効果があるとされるビタミンB6を含んでいたり、つわり中でも飲みやすい炭酸飲料であることから、少しでもつわりの症状を改善したい場合に試してみてはいかがでしょうか^^
妊婦がオロナミンCを飲むときの注意点は?
妊娠中に必要な栄養素を含むオロナミンCですが、気をつけなければならないこともあります。
ここでは妊婦さんがオロナミンCを飲むときに注意すべき3つのポイントをご紹介しますね。
カフェインの摂取量
オロナミンCには、一本あたり18mgのカフェインが含まれています。
妊娠中の場合は、一日に接種するカフェインの量を200mg以下に抑えるのが望ましいとされているので、オロナミンCを一本飲んでも許容範囲ないですよね。
ただし、カフェインが含まれる食べ物や飲み物は意外とたくさんあるので、場合によってはカフェインの許容量を超えてしまう可能性があります。
そのため、カフェでコーヒーやココアを飲んだり、チョコレートやカフェインを含むガムなどを食べる場合は、オロナミンCを飲むのを控えたりして調節するようにしてくださいね!
糖分の摂取量
オロナミンCには砂糖やぶどう糖果糖液糖などの糖分が多く含まれています。
妊娠中に糖分を過剰に摂り過ぎると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などになる可能性が高くなってしまいます。
妊娠中の糖分の摂取目安は一日に200~250g程度であり、食事以外のおやつに加えてオロナミンCまで飲むと糖分のとりすぎになってしまいます。
お腹の赤ちゃんや妊婦さん自身のためにも、糖分の過剰摂取には注意して、甘いものを食べる日はオロナミンCは控えるなどするのがオススメです。
適切な量を守る
オロナミンCにはビタミンCやビタミンB群など、妊娠中にうれしい栄養素が豊富に含まれています。
ただし、飲み過ぎることでお腹を壊して下痢になったり、肥満の原因になる可能性があります。
また、カフェインも含まれているので、たくさん飲み過ぎることでお腹の赤ちゃんへの影響が心配されたり、睡眠の妨げとなる可能性もあります。
そのためオロナミンCを飲む場合は、1日に1本までにとどめることがおすすめですよ。
以上がオロナミンCを妊娠中に飲むときに注意すべきポイントとなります。
オロナミンCは疲労回復や風邪予防にも役立つ飲み物ですが、摂りすぎには注意が必要です。
ただ、これは妊娠中やオロナミンCに限った話ではなく、どんな食べ物であっても食べ過ぎることは体に負担をかけるので適量を楽しむようにしたいですね。
妊婦はオロナミンCを一日何本飲める?たくさん飲むと陣痛が早くくるって本当? まとめ
妊婦さんはオロナミンCを一日何本飲めるのか、たくさん飲むと陣痛が早くくるというのは本当なのか、ということについてお伝えしました。
妊婦さんがオロナミンCを飲む場合は一日1本を目安に、たくさん飲み過ぎないように注意しましょう。
また、オロナミンCを飲むと陣痛がくるというジンクスがありますが、科学的な根拠はなく、オロナミンC自体に陣痛を促すような効果はありません。
ただ、陣痛を待ちわびているようであれば、おまじないの1つとして陣痛ジンクスを試してみるのもいいかもしれませんね♪
オロナミンCは疲労回復や風邪予防、お腹の赤ちゃんの発育に役立つ栄養素を含むうれしい飲み物です。
妊娠中にオロナミンCを飲む場合は、適量を守っておいしく飲んでみてくださいね!