妊娠中は、妊娠前と変わらず安心して食べられるものがある一方で、避けた方がいいものもあるので食事には気を使いますよね。
特にマクドナルドのチーズバーガーには、妊娠中に気をつけるべき食材の”チェダーチーズ”が含まれているので、食べても大丈夫なのか気になるところです。
そこでこの記事では、
- 妊娠中にマックのチェダーチーズは食べても大丈夫なのか
- 妊婦さんが食べると危険なチーズの種類
- マックのチーズに含まれる4つの栄養成分
- リステリアやトキソプラズマによる食中毒の危険性
- 妊娠中にマックを食べる際の注意点
についてお伝えしていきます。
妊娠中にマックのチーズバーガーが食べたいけれど、チェダーチーズが入っていてるので食べても大丈夫か気になっているようであれば、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
妊娠中にマックのチェダーチーズは食べても大丈夫?
結論からお伝えすると、マックのチェダーチーズは妊娠中でも安心して食べられるので、チーズバーガーももちろん食べて大丈夫です。
ただ、”チェダーチーズといえばナチュラルチーズの一種なのでは?”と疑問に感じるかもしれませんね。
チェダーチーズは本来ナチュラルチーズに該当しますが、マックのチーズバーガーに使われているチェダーチーズは製造過程でしっかりと加熱処理がされています。
そのため、妊娠中に食べても問題ないとされる”プロセスチーズ”になるんですよ。
このようなことからも、マックのチェダーチーズはナチュラルチーズではなくプロセスチーズに該当し、妊娠中でも安心して食べることができるんですよ♪
マックのチーズ製品の安全性と妊婦に危険なチーズとは?
マックのチーズバーガーなどで使われている”チェダーチーズ”は、加工の段階でしっかりと加熱処理がされているため、妊娠中でも安心して食べることができます。
上記でもお伝えしたとおり、マックで使われているチーズは加熱処理がされている”プロセスチーズ”に該当するため、妊婦さんでも安心して食べることができるんですね♪
ただし、妊娠中は控えた方がいいチーズの種類もあるので、”どのチーズでも食べられる”というわけではありません。
その妊娠中に控える必要があるチーズというのは、加熱殺菌がされていない”ナチュラルチーズ”です。
ナチュラルチーズは製造段階で加熱処理がされていないため、リステリア菌による食虫毒に感染するリスクがあります。
日本国内でつくられるチーズは、製造過程で殺菌されているので安心して食べることができますが、海外製のチーズには非加熱処理のチーズがあるので注意が必要です。
妊娠中にリステリア菌に感染するとどうなる?
妊娠中にリステリア菌に感染すると、母体だけでなく、お腹の赤ちゃんにも重大な影響を及ぼす可能性があります。
リステリア菌は胎盤を通じてお腹の赤ちゃんが感染し、発育障害や流産のリスクを高めるリスクがあることがわかっています。
妊娠中は服用できない薬も多く、しっかりとした治療を受けられない可能性も想定されます。
そのため、”知らずにうっかり食べてしまった…”という事態を防ぐためにも、食べてもいいチーズや食べてはいけないチーズの種類についてしっかりと頭に入れておくと安心ですね!
妊娠中に食べてもいいチーズ、控えた方がいいチーズについて詳しく知りたい場合は、以下の記事で詳しくご紹介しているので、参考にしてみてくださいね♪
▶︎ ナチュラルチーズを妊娠中に食べてしまったけど大丈夫?国産も加熱が必要?
マックのチーズに含まれる主な4つの栄養素と効果
健康食品の1つであるチーズは、体の重要な構成成分であるタンパク質、骨を丈夫にするカルシウム、視覚や皮膚の健康をサポートするビタミンA、エネルギー代謝を助けるビタミンB2がたっぷりと含まれています。
これらの栄養素は、美容にもいい影響をもたらしてくれるので、チーズは美容を女性にとってうれしい食品なんですよ
マクドナルドの加工チーズにもこれらの栄養がしっかりと含まれています。
- タンパク質:体を構成するのに不可欠な栄養素で、筋肉や内臓、肌や髪、爪などを作る際に必要になります。それ以外に、ホルモンや免疫物質、代謝酵素にも変化し、エネルギー源としても使われます。
- カルシウム:骨の主成分であり、心臓や筋肉の機能、神経伝達にも中心的な役割を果たします。血液の凝固や酵素の活性化、ホルモンの分泌にも必要なミネラルです。
- ビタミンA:体の成長や抗酸化作用に寄与し、皮膚や目の健康をサポートします。有害な活性酸素を排除し、ウイルスや細菌から体を守る役割があり、視覚に関連するロドプシンの合成にも不可欠です。
- ビタミンB2:エネルギー代謝において補酵素の役割を果たし、特にたんぱく質、脂質、炭水化物の分解に関与します。また、活性酸素を排除する抗酸化作用もあります。
これらの栄養素が妊娠中の母体や成長するお腹の赤ちゃんにどのように影響するのか、具体的に見ていきましょう!
タンパク質
妊娠期間中は、体の組織構成に不可欠なタンパク質を妊娠前よりも多く摂る必要があります。
妊娠週数が進むにつれてタンパク質の必要量が増えるので、頭に入れておくのがおすすめです!
妊娠期間ごとに必要なタンパク質の摂取目安は以下の通りです。
妊娠初期は妊娠していない時と同じ1日50gが目安とされていますが、中期になると1日60g、赤ちゃんの成長が著しい妊娠後期には1日75gの摂取が望ましいとされています。
カルシウム
カルシウムは妊娠すると今まで以上に多く摂る必要がありますが、実際には不足しがちな栄養素の一つです。
骨や歯の形成に必要なカルシウムは、乳製品や魚介類、豆類から摂取可能で、特にチーズはカルシウムが豊富に含まれている優れた食材です。
カルシウムはお腹の赤ちゃんの骨や歯の形成に必要な栄養素なので、妊娠中は普段以上にしっかりと摂りたいですね!
ビタミンB2
チーズに含まれる水溶性ビタミンのビタミンB2は、糖質、脂質、タンパク質の代謝を促進する重要な栄養素です。
また、筋肉や臓器、肌、髪、爪の形成に関わるタンパク質の代謝もサポートしています。
ビタミンB2は、ホルモンや酵素などが正常に機能するだけでなく、健康や美容において重要な役割を果たしています。
妊娠中はシミや肌荒れなどが起きやすいでの、美肌作りにも効果があるのは嬉しいポイントですね♪
妊娠中にマックを食べるときの注意点は?
マックのチェダーチーズは妊娠中でも安心して食べることができるとお伝えしましたが、食べ過ぎには注意する必要があります。
その理由として、以下のことがあげられます。
- – マックのフードは塩分を多く含んでいる
- – 高カロリーなメニューが多い
マックを食べ過ぎることによる危険性について、詳しくお伝えしますね。
塩分の過剰摂取
手軽に食べることができるマックのメニューには、塩分を多く含むものがあります。
妊娠中の過剰な塩分摂取はむくみの原因になったり、妊娠高血圧症候群のリスクを高めてしまう可能性があります。
妊娠高血圧症候群は食習慣が原因で引き起こされることがあり、お腹の赤ちゃんの発達に影響する可能性もあります。
そのため、妊娠中に塩分の多い食事をとるときは食べる量に注意する必要があります。
カロリーの過剰摂取
妊娠中の適正な体重増加は必要ですが、高カロリーな食事により過剰に増えてしまうのはNGです。
妊娠中の過剰な体重により、出産時に難産になったり様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
マックのようなカロリーが高い食事をする場合は、適量に制限するようにしましょう。
妊娠中は基本的にバランスのとれた食生活を心がけ、マックはたまに食べる自分へのご褒美として楽しむのがおすすめですよ♪
マックのチェダーチーズは妊娠中に食べても大丈夫?安全性や注意点についても まとめ
マックのチェダーチーズは妊娠中でも食べられるのか、また安全性や注意点についてもお伝えしました。
この記事の内容を簡潔にまとめると、以下のようになります。
- マックのチーズは妊娠中でも食べることができる
- 加熱処理済みの 「プロセスチーズ」は妊婦さんが食べても安全
- 加熱処理がされていない「ナチュラルチーズ」を食べるとリステリアによる食中毒の危険性がある
- マックのメニューは高カロリー・高塩分のものが多いので食べ過ぎには注意
マックで使われているチーズは、加熱処理済みの”プロセスチーズ”のため、妊娠中でも問題なく食べることができます。
ただし、加熱処理がされていない”ナチュラルチーズ”は食中毒の危険性があるので、妊婦さんが食べるのは控えるようにしましょう!
また、マックのメニューはカロリーが高く、塩分を多く含むものがあるので、食べ過ぎには注意したいですね。
ファーストフードは手軽に食べられておいしいというメリットがありますが、お腹の赤ちゃんや妊婦さん自身のためにも適量を楽しんでみてくださいね!