かわいい女の子が生まれると女の子にまつわる行事について考えるようになりますよね。
女の子の行事の1つに初節句がありますが、雛人形の置き場所がないし、家のインテリアは合わないし、そもそも雛人形は高い!と必要性を感じないご家庭もあるのではないでしょうか。
お雛祭りにはお雛様という考えが根強く残る中で、雛人形を買わないという選択はアリなのでしょうか。
雛人形は必要ないけど買わなくてもいい?
結論から言うと、雛人形は必要がないと思えば購入する必要はありません。
昔は現代と違って医療が発達していなかったため、成人まで生きることができずに亡くなってしまう子どもが少なくなかったんですね。
そのため「どうか生まれたわが子が健康に成長し、幸せな結婚ができますように」と、災いや厄払いための身代わり人形として雛人形が作られました。
今では医療が発達したことで昔に比べて亡くなる子どもの数は減りましたが、医療に頼ることができない昔の人たちは雛人形に子どもの健やかな成長を託したのです。
お雛祭りには雛人形がつきものという考えが根強く残り、初節句には買わないとダメなのかと考えてしまいがちですよね。
しかし一番大切なことは、初節句の時に生まれた子どもの健やかな成長を願い、ここまで元気に育ってくれたことに家族みんなで感謝をすることです。
そこに雛人形があるかどうかは必須条件ではないのです。
雛人形を買わない・必要ないと考える理由は?
雛人形を買わない、もしくは必要ないと考える理由を調べたところ、主な理由には以下のものがありました。
- 賃貸物件に住んでおり、雛人形を飾る場所も片づける場所もない。
- 雛人形の飾り付けや片付け、虫除けなどの管理が面倒。
- 転勤族のため、雛人形があると引っ越しの時に邪魔。
- 家のインテリアに合わない。
- 雛人形が不気味で怖い。可愛いと思えない。
- 雛人形を買う経済的余裕がない。
- いずれ処分する時に困る。
- こどもが雛人形を欲しがらない。
- 自分のものがあるから、あえて子どものために買わない。
上記の中で特に多かった理由が、「飾る場所も収納場所もない」「飾り付けや片づけ、保存・管理が面倒」というものでした。
昔は女の子がいればどの家庭にも雛人形がありましたが、現代では住宅事情や個々の家庭の事情で雛人形がないという家庭も増えています。
ただ、”本当は雛人形が欲しいけど、収納スペースや転勤時に困る”という人は、コンパクトで手頃な価格の雛人形もあるので検討してみてもいいかもしれませんね。
雛人形を持っていない世帯の割合はどれくらい?
2019年2月に株式会社ベビーカレンダーが女の子のママ・パパ876名を対象に『初節句(ひな祭り)に関する実態調査』行なった調査によると、初節句の時に雛人形を用意しなかった世帯の割合は18.7%だったことが明らかになっています。
少し古いデータになりますが、アサヒグループホールディングスが2017年2月に全国の20歳以上の男女3,640人にインターネットで行なった調査によると、雛人形を「持っていない」という世帯は、未成年の女の子がいる世帯で12.7%、成人した女の子がいる世帯で10.6%と、ともに1割程度が雛人形を所有していないことが明らかになっています。
さらに女の子がいない世帯を含めた全体の雛人形所有率は54.5%であり、そのうち「毎年飾っている」と回答した世帯は52.8%でした。
この結果から、雛人形を持っていても飾らない世帯が意外にも多いということがわかります。
雛人形がなくても雛祭りはできる!
雛人形がなくても女の子の成長を喜び、みんなでお祝いすることはできますよ。
家族や親戚、祖父母などを自宅に呼んでご馳走を食べながらお祝いしたり、その後に記念撮影なんかしても思い出に残りますよね。
雛祭りの時期になると店頭に並ぶ雛あられやひし餅、さくら餅などを買ったり、イチゴを使った手作りデザートやケーキ、ちらし寿司なんかをお子さんと一緒につくることでも楽しめますよ。
“雛人形がないならお子さんと一緒に作ってしまえ!”ということで、折り紙で雛人形を折ってみるなんてこともできますよ!
工夫次第で雛祭りを楽しむことはいくらでもできますね!
雛祭り特集【楽天市場】まとめ
雛人形は必要ないけど買わないのはアリなのかご紹介しました。
雛人形の必要性を感じなければ、女の子がいるからと無理に買う必要はありません。
初節句で大切なのは、これからのお子さんの健やかな成長を願い、ここまで元気に大きくなってくれたことをみんなで喜び祝うことです。
雛人形があるかないかに関わらず、雛祭りには大切な子どもの健やかな成長をみんなで喜び楽しんでくださいね!