シャンプーが苦手な子どもの頭を洗うのに、シャンプーハットは便利なお風呂グッズです。
シャンプーハットを使うと顔にシャンプーやお湯がつかず便利な反面、だんだん大きくなってくると親として考えるのが「そろそろシャンプーハットを卒業させたいのだけど…」ということですよね。
今回の記事ではシャンプーハットは何歳まで使え、どうしたらシャンプーハットが卒業できるのか?嫌がる子どもの頭の洗い方についてご紹介します。
シャンプーハットは何歳から何歳まで使える?
シャンプーハットは頭のサイズが合えば0歳からでも使用可能です。
ただしまだひとり座りができない赤ちゃんは、だっこしながら仰向けにして洗うのが一般的ですよね。
そのためシャンプーハットは、長い間ひとり座りができたり立ったりできるようになる1歳ごろから使い始めるご家庭が多いようです。
『シャンプーハットが0歳から使えるということであれば、いったい何歳まで使えるのか』というと、実はシャンプーハットには大人用のものまであるのです!
シャンプーハットというと水が苦手な子ども向けのものと思われがちですが、大人用のシャンプーハットまであり、何歳まで使えるという明確な使用時期や使用期限は定められていません。
しかし小学校に入ると水泳や修学旅行などがあるため、シャンプーハットなしでお風呂に入れない子どもが恥ずかしい思いをするのではないかと心配になる親もいますよね。
周りの子が普通に頭を洗っているのに、うちの子だけ
シャンプーハットを使っていたらバカにされないかしら…
そのため保育園の年長さんなど、ある程度の年齢になったらシャンプーハットを卒業させてあげたいですよね。
それでは、どうしたらシャンプーハットを卒業できるのでしょうか?
シャンプーハットを卒業する方法は?
シャンプーハットを卒業するために『なぜシャンプーハットが必要なのか』、そして『シャンプーハットを卒業する方法』について考えてみましょう。
シャンプーハットが必要な理由
そろそろシャンプーハットを卒業させたいと思ったら、なぜシャンプーハットがないと頭を洗いたくないのか考えてみましょう。
- 顔にお湯がつくのが怖い
- シャンプーが目に入ると痛い
- 目や鼻、口などにお湯が入るのが嫌
- お湯をかけられた時に呼吸の仕方がわからない
- お風呂で怖い思いをしたことがある
シャンプーハットを卒業するためには、上記の不快感や恐怖心の原因を取り除いてあげることが効果的です。
シャンプーハットを卒業する方法!
シャンプーハットを無理に辞めさせようとすると、水への恐怖心が強くなってしまい逆効果です。
まずはお湯への恐怖心を取り除き、シャンプーハットがなくても頭を洗うことは楽しいんだと思えるようにしてあげることが大切です。
- お湯に慣れさせる
- 目に染みないシャンプーを使う
- ある程度こどばが理解できるなら目をつぶって鼻をつまむことを教える
- 慣れるまで顔にお湯がかからないようにする
- お風呂での声かけや水遊びで恐怖心を減らす
1.まずは水に慣れさせる
シャンプーが苦手な子のほぼ全員にあてはまるのがお湯への恐怖心ですので、まずはお湯に慣れさせるところから始めます。
例えばオモチャのジョウロで遊びながら、少しずつお湯を顔にかけてみたり頭からかける練習をします。
次にシャワーの弱い水圧から遊びを交えてはじめていき、だんだんと慣れてきたら水圧を強め、泣かなかったら大袈裟なぐらいにほめましょう!
お湯に慣れさせるだけではなく、親が喜びほめることで子どもは『嬉しい』『楽しい』と言った気持ちになります。
泡がない状態で頭からお湯を浴びれるように練習すると、いつの間にか泡があっても頭を洗えるようになります。
お湯に少しずつ慣れてきたらお風呂に入りながら顔を洗う練習もすると、目を閉じたり息を止めたりする練習にもなりますね。
2.顔にお湯がかからないように頭を洗う
お湯にまだ慣れていないうちは、美容室のように子どもを仰向けに座らせて目や耳に水が入らないように気をつけながら頭を洗いましょう。
↓ 赤ちゃんの時に使っていたバスチェアがあると、少し大きい子でも楽に洗えますね! ↓
お湯が顔にかかるのが嫌なうちは、子どもの恐怖心が強くならないように生え際に手を添えてお湯がかからないように防ぎます。
その時に子どもが不安にならないように『大丈夫だよ』『きれいになって気持ちいいね』などと声かけをしてあげると安心します。
シャンプーが終わったら、起き上がる前にお湯が顔に垂れてこないように髪の毛をタオルでしっかり拭きましょう。
3.お湯に慣れてきたら座らせて頭を洗う
座らせて頭を洗うと少なからずお湯が顔にかかりますので、お湯に慣れてきたら座らせて頭を洗ってみましょう。
頭からお湯をかける時は、目の少し上をタオルで押さえて「お目目をぎゅっと閉じててね」と伝えてから、できるだけ目にお湯とシャンプーが入らないようにして流します。
目に入ってしまった時に痛がらないように、目に染みないシャンプーを使いましょう。
流すときも毎回後ろから「お湯をかけるね」と事前に一声かけてから流します。
慣れるまでは子どもが呼吸する時間をとるために、お湯をかける間隔をあけましょうね。
全て流し終えたらすぐに乾いたタオルで顔と髪の毛を拭き、水滴が垂れないようにします。
そして大事なのが誉めることです!
ちゃんと頭を洗えたら、忘れずにたくさんほめてあげましょうね!
まとめ
シャンプーハットは何歳までといった明確な使用時期や使用期限はなく、必要であれば大人になっても使える便利なお風呂グッズです。
しかし便利な反面、シャンプーハットをつけていると洗い残しやこめかみ部分が洗いにくかったりしますよね。
それに子どもの成長につれて先々のことを考えると、そろそろ卒業させいのに当の子どもは大拒否!
物心つく前からシャンプーハットを使っていると、子どもにとってそれが当たり前となってしまい、なかなか卒業できないなんて悩まれている方もいますよね。
水やシャンプーへの恐怖は、成長するにつれてだんだんと薄れていく場合がほとんどです。
大事なことは子どものペースに合わせてゆっくりと卒業のタイミングを見計らい、まず子どものお湯やシャンプーへの恐怖心を無くすことです。
シャンプーハットをそろそろ卒業させたいと思い始めたら、子どものペースに合わせてまずはお湯に慣れさせることから始めましょう。