今のご時世もあって最近では一人で外食に行く人が増えていますよね。
その一方で、『一人で外食する人は気持ち悪い』だとか『一人で外食をしている人をみると不愉快』といった感情を抱く人もいるようです。
一人で外食する人は本当に気持ち悪いのでしょうか?
そして一人で外食をしている人をみると、不愉快に思う人がいるのはなぜなのでしょうか?
今回は一人で外食することは気持ち悪いのか、そして一人で外食をしている人を見て不愉快に思う人がいるのはなぜかをご紹介します。
一人で外食する人は気持ち悪いの?
一人で外食をしている人には一人で外食をしている理由があるので、結論から言うと一人で外食するのはおかしくも気持ち悪くもありません。
そもそも食事をする人に対して、他者がおかしいとかおかしくないと決めること自体ナンセンスですよね。
以下に一人で外食をしている理由をいくつかあげてみました。
- 自分で料理ができないため、普段から外食かお店で買って家で食べている。
- 住んでいる物件のキッチンが狭く、料理をする環境にない。
- 料理はできるがその日は料理をしたくない、あるいは外食したい気分だった。
- 一人で旅行に行っている最中だから。
- 自分が作れないものを外食で食べたい気分だった。
- 仕事や用事で帰宅が遅くなったため外食しようと思った。
- 仕事柄、どうしても外食に頼らざるを得ない。
- 大勢で食べるよりも、静かに自分のペースで食べたものを食べれる一人外食が好き。
- 友達を誘ったがたまたま予定が合わず一人で外食している。
今はおひとりさま歓迎のお店も増えていますし、実際に一人で外食している人は年齢や男女問わず大勢います。
その人たちがみんな気持ち悪いのかと言うとそんなことはありません。
普段からご飯作りに忙しいママなんかは、子どもたちが保育園や学校に行っている時間を狙って、たまには誰かの作ってくれたお料理で一人でランチしたり、カフェでまったり自分の時間を過ごしたりだってしたいですよね。
一人の時間がなかなか取れない主婦にとって
一人の時間は最高の贅沢タイムだよー!
『大勢でワイワイするのも好きだけど、一人の時間好きで外食も旅行も一人で行ける!』という人は、どちらの時間も体験できていいですよね!
大勢には大勢でしか体験できないことがありますし、一人にももちろん一人でしか体験できないこともあります。
結局のところ、一人で外食をしている本人が満足していて、なおかつ周りにも迷惑をかけていないのだとしたら、一人で外食をすることは全くおかしいことではないですよね。
一人で外食している人を見て不愉快に思う人がいるのはなぜ?
一人で外食している人を見て、不愉快に思う人の心理とは一体なんなのでしょうか。
不愉快に感じる人の心理には主に以下のものあるようです。
- 不愉快に思っている人自身が一人で外食することができないから。
- 一人で外食をしている人には、一人で外食している理由があることを考えていない。
- 外食は人と楽しみながらするものという固定観念があるから。
- 一人で外食する人は一緒に外食をする友達がいないのだと見下しているから。
- 一人でご飯に行くことは恥ずかしいという認識が強いから。
- 誰かと一緒ではないと寂しい人、可哀想な人という認識があるから。
- 店側の客単価が下がるのに空気が読めないと感じるから。
- 不快に感じる深層心理に『一人』ということへのコンプレックスやトラウマがある。
一人で外食ができないという人でも、一人で外食をしている人を見ても気にならないし、不愉快とも思わないという人もいます。
その一方で、一人で外食している人を見ると不愉快に感じる人がいるという両者の違いが気になりますよね。
その違いが何かと言うと、『周り(の目)を気にするかどうか』ということと『他人から見た自分を気にするかどうか』ということです。
一人で外食する人を見て不愉快に感じる人は、周りの人のことをひと一倍気にしているから、自分とは関係ない他者が気になったり不快に感じたりするんですね。
そして他人からどう思われるかもひと一倍気にするため、一人で外食すると寂しい・可哀想・みじめな人と周りから思われるし、自分はそう思われたくないなどと考えるんですね。
そもそも他者の目を気にしない人は、周りの人がどうであれ気にならないのです。
一人で外食できる人の割合がどれくらい?
では実際に一人で外食できる人の割合はどくらいなのか見てみましょう!
株式会社ぐるなびが、男女2,625名(男性1,224名、女性1,401名)を対象とした2018年のインターネット調査によると、「ひとり飯」の経験ありが85.4%、「ひとり飯」の経験なしが14.6%と多くの人が「ひとり飯」の経験があると回答しています。
そして「ひとり飯」をするメリット1位は男女共に「自分のペースで食べられる」ことでした。
博報堂が2020年に行った調査でも、『一人で外食をすることに抵抗がない』と答えた人の割合は52.3%と半数以上が一人で外食できると答えています。
参考:「生活定点」博報堂
上記の調査結果から8割以上の人が一人で外食したことがあり、なおかつ半数以上の人が一人で外食することに抵抗を感じないということがわかりました。
多くの人が一人で外食をしているので、一人で外食をしてみたいけど恥ずかしいと思っていた人は、これを機会に「ひとり飯」に挑戦してみてはどうでしょうか。
もしかしたら良い発見や新たな気づきがあるかもしれませんよ!
まとめ
一人で外食する人は気持ち悪いのか、そして一人で外食をしている人に対して不快に思う人がいるのはなぜなのかをご紹介しました。
調査結果では一人で外食をしたことがないという人の方が珍しく、一人で外食することはもはや一般的です。
そのため一人で外食することに対して、恥ずかしいとか気持ち悪いと思われるのではないかと気後れする必要もありません。
一人で外食をしている人をみて不愉快に思う人がいるようですが、一人での外食に対して抵抗がない人が半数以上いる中であまり気にする必要はないのかもしれませんね。
一人で外食したければしたらいいですし、一人で外食したくなければ家族や友達、同僚と外食したらいいのです。
せっかくの外食なのですから周りを気にせず、美味しく気持ちよくお料理をいただきたいものですね!