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酢いかを妊娠中に食べても大丈夫?食べ過ぎると悪影響はある?

酢いかを妊娠中に食べても大丈夫?食べ過ぎると悪影響はある? マタニティ

妊娠すると食の嗜好が変わって、今までそれほど好きではなかったものが急に食べたくなりますよね。


今回はその中でも”無性に酢いかが食べたい!”という妊婦さんの

  • 妊娠中に酢いかを食べても大丈夫?
  • 酢いかを毎回食べ過ぎてしまうけど悪影響はある?
  • 妊娠中に酢いかを食べる場合の適量はどれくらい?
  • 駄菓子の酢いかやよっちゃんイカは妊娠中に食べられる?

といった疑問にお答えしていきます。


酢いかを妊娠中に食べても大丈夫なのかと疑問に思っていたり、食の嗜好の変化で酢いかを食べ過ぎてしまい悪影響がないか不安に感じているようであれば、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

酢いかを妊娠中に食べても大丈夫?

結論からお伝えすると、酢いかは妊娠中に食べても大丈夫な食材です。

酢いかはイカの切り身に酢や砂糖、塩などをつかったシンプルな味付けで、いか本来のおいしさを味わうことができる食べ物ですよね。

適度な酸味があるのでつわり中でも食べやすく、イカの栄養が手軽にとれることから、酢いかは妊婦さんにとっておすすめな食べ物の1つなんですよ。


ただ、イカにはアニサキスという寄生虫がいることもあり、妊娠中に酢いかを食べても大丈夫なのか気になりますよね。

まむうさ
まむうさ

妊娠中に酢いかを食べて食中毒になったらと思うとコワイ…

実はこのアニサキス、-20℃以下で24時間以上冷凍するか、中心部が60℃以上になるように加熱することで死滅させることができます

★参考:厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」

酢いかはつくる工程でしっかりと加熱をしているので、アニサキスによる食中毒の心配はないので安心してくださいね

ただ、ご自身で酢いかを作る場合は必ずしっかり加熱をするようにしてくださいね。

まむうさ
まむうさ

おうちで酢いかを作る場合は、”しっかり加熱”がポイントだよ!

中心部までしっかり加熱できていないと、アニサキスによる食中毒の危険性がないとは言い切れなくなってしまいます。


ちなみにアニサキスによる食中毒になると、激しい腹痛や吐き気、嘔吐などが症状があらわれます。

さらに症状が重くなると、重篤な合併症まで引き起こす可能性があるので妊娠中は細心の注意が必要です。

もし酢いかをつくる場合は、少しくらい固くなってもしっかり加熱するのが安全のためにもおすすめですよ。

酢いかを妊娠中に食べ過ぎると悪影響はある?

酢いかには妊婦さんのカラダにおすすめなタンパク質やタウリン、酢酸などが含まれている食材ですが、食べ過ぎはおすすめできません

以下で、妊娠中に酢いかの食べ過ぎがおすすめできない理由について詳しくご紹介します。

塩分の過剰摂取

妊娠中に注意しなければならないことの1つに塩分の過剰摂取があります。


妊娠中はカラダの血液が増えたり、ホルモンの変化などで塩分の影響を受けやすくなっています。

塩分を摂りすぎると血液中のナトリウム濃度があがるため、その濃度を下げるために体内に水分を溜めこみます。

その結果、血圧の上昇むくみを引き起こす原因となったり、妊娠高血圧症候群になる可能性まで高くなってしまいます。

市販で売っている酢イカには塩分が多く含まれているので、食べ過ぎには注意が必要なんですね。


厚生労働省は妊婦さんの1日の塩分摂取量を6.5g未満にするように呼びかけていますし、塩分控えめの酢いかを食べたいならご自身で作ってみるのも1つですよ。

★参考:厚生労働省「e-ヘルスネット」

まむうさ
まむうさ

お家で作れば調味料や味の調整できるのでおすすめだよ♪

プリン体の過剰摂取

酢いかの原料であるイカはプリン体を多く含む食材です。

プリン体は体内で尿酸に変わり、過剰になると痛風や尿路結石を引き起こす原因となることがわかっています。

プリン体は加熱しても壊せませんが、ゆでることで水に溶け出し摂取量を減らすことができます。

酢いかはつくる過程でゆでるので、生のイカを食べるのに比べてプリン体の摂取量は少なくすみます。

しかし妊娠中は尿酸の排泄が低下するため、食べ過ぎには注意が必要です。

酢酸の過剰摂取

お酢の取りすぎも妊婦さんにとっては注意が必要です。

お酢はとりすぎると胃や食道に刺激となり、胃炎や逆流性食道炎などの症状を引き起こす場合があります。

妊娠中は子宮の圧迫やホルモンの影響で胃酸の逆流が起こりやすくなっているので、強い酸性の食べ物は食べ過ぎないようにするのがおすすめですよ。

糖質や脂質の過剰摂取

加工された駄菓子の酢いかの場合、植物性油脂甘味料などが含まれています。

駄菓子の酢いかの食べ過ぎにより糖質や脂質を摂りすぎると、妊婦さんにとって大敵な太る原因にもなってしまいます。

まむねこ
まむねこ

酢いか以外にも食べ物を食べることを考えると適量がいいね

また、妊娠中はホルモンの働きにより血糖値が上昇しやすくなっているので、妊娠糖尿病などを防ぐためにも食べ過ぎには気をつける必要があります。

妊娠中は体重管理も必須なので、駄菓子の酢いかの食べ過ぎにも注意してくださいね!

酢いかを妊娠中に食べるときの適量は?

妊娠中に酢いかを食べ過ぎることで起きる悪影響についてわかりましたが、一体どれくらいが適切な量なのか気になりますよね。


結論からお伝えすると、スルメのような乾燥したイカから作った場合は20g程度、生のイカを茹でて作った場合は60g程度を目やすに食べるようにしましょう。

  • 乾燥したイカを原料に作った酢いか:20g程度
  • 生のイカを原料に作った酢いか:60g程度

上記でもお伝えした通り、酢いかにはタンパク質やタウリン、酢酸など、妊婦さんにうれしい栄養素が豊富に含まれている一方で、食べ過ぎるとプリン体や塩分、お酢の酸性などが悪影響を及ぼす可能性もあります。

また、酢いかばかり食べる偏った食事をしていると、栄養バランスも崩れてしまいますね。

まむうさ
まむうさ

妊娠中はお腹の赤ちゃんのためにも食事の栄養バランスには気をつけたいね!

美味しくてついつい食べ過ぎてしまう酢いかですが、お腹の赤ちゃんのためにも食べる量や日々の栄養バランスには気をつけるようにしましょう!

酢いかの栄養は妊娠中におすすめ?

妊娠中はお腹の赤ちゃんの発育にも影響するため、日々の食事には気を配りたいところですよね。


酢で味付けされたイカの切り身である酢いかには、イカに含まれる栄養素がそのままギュッと凝縮されています。

イカにはタンパク質ビタミンB群ナイアシンDHAEPAなどが豊富に含まれており、これらは妊婦さんやお腹の赤ちゃんの成長に重要な役割を果たす栄養素なんですね。


特にDHAやEPAは生命維持に必要な必須脂肪酸で、ヒトの体内で作ることができない妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにも欠かせない大切な栄養素なんですね。

まむうさ
まむうさ

そのため必ず食事からしっかりととる必要があるよ!

ここでは酢いかに含まれるDHAやEPA、タウリンや酢酸について詳しくご紹介しますね!

DHA(ドコサヘキサエン酸)

DHA(ドコサヘキサエン酸)はお腹の赤ちゃんの脳の発達に重要な役割を果たす栄養素なので、妊娠中にしっかりと摂る必要がある栄養素です。

特に妊娠初期は赤ちゃんの神経細胞がどんどん作られる時期なので、DHAがより多く必要となるんですよ。

赤ちゃんの脳は胎児期から乳児期にかけて大きく成長するので、妊娠中はもちろん、産後にかけても意識して摂っていきたいものですね!

EPA(エイコサペンタエン酸)

EPA(エイコサペンタエン酸)は青魚に多く含まれる必須脂肪酸で、血液をサラサラにし、血栓予防などに役立つ栄養素です。

それ以外にも中性脂肪や悪玉コレステロールの低下、精神を安定させる効果などが知られています。

まむうさ
まむうさ

妊娠中は体重管理もあるしメンタルもデリケートになりがちだからEPAの効果はうれしい♪

また、EPAは体内でDHAに構造を変えることができる栄養素なので、体内でDHAが不足してもEPAをしっかり摂っていれば、その不足分を補ってくれるんですよ!

そのため妊娠中はDHAとともにEPAもしっかりと摂っていきたいですね♪

DHAやEPAを多く含む青魚といえば鯖が思い浮かびますが、妊娠中に鯖やサバ缶は食べられるのでしょうか。

お腹の赤ちゃんのためにもDHAやEPAを豊富に含む鯖が食べられるのか知りたい場合は、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

▶︎ 妊婦は鯖を食べていい?寿司や鯖缶は妊娠中でも大丈夫?

タウンリンや酢酸

タウンリンやお酢の酢酸には疲労回復効果があるので、疲れやすい妊娠中に酢いかが頼もしいサポーターになってくれます♪

まむうさ
まむうさ

しかもタウリンは、生まれたばかりの赤ちゃんの脳や網膜の発達にも役立つんだ!

★参考:農林水産省


酢酸は摂りすぎには注意とお伝えしましたが、適量であれば血圧を下げたり、血糖値の上昇を抑えるうれしい効果が期待できます

妊娠中は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、妊婦さん特有のリスクがありますが、酢酸を適量とることで予防にもなるんですよ♪

日々の食事に手軽に取り入れられる酢いかは、妊娠中だけでなく子育てで忙しい産後にもおすすめな食材です!

妊娠中に駄菓子のよっちゃんイカは食べても大丈夫?

食べ過ぎには十分気をつける必要はありますが、妊娠中でも駄菓子のよっちゃんイカは食べられますよ


よっちゃんイカは1袋に15g入っており、30キロカロリーのエネルギーと0.6〜0.7gの塩分が含まれています。

数値を見ると少ないと感じるかもしれませんが、一日に食べるものはよっちゃんイカだけではありませんし、食べ過ぎればあっという間にカロリーや塩分の摂りすぎになってしまいます。


塩分摂取量の目安は成人女性で6.5g未満/日、間食による摂取カロリーは200キロカロリー/日程度がおすすめであることを考えると、よっちゃんイカは一日1袋程度にするのがおすすめですよ。

また、よっちゃんイカには着色料保存料が使用されており、お腹の赤ちゃんにどんな影響があるかわからないことからも適量にとどめたいですね。

まむうさ
まむうさ

妊娠中はできるだけ添加物を控えたい…!

お腹の赤ちゃんや妊婦さん自身のためにも、よっちゃんイカの食べ過ぎには注意するようにしてくださいね。

酢いかを妊娠中に食べても大丈夫?食べ過ぎると悪影響はある? まとめ

酢いかは妊娠中に食べてもいいのか、食べ過ぎることによりお腹の赤ちゃんや妊婦さんに悪影響はあるのかといったことについてお伝えしました。

妊娠中に酢いかを食べること自体は問題なく、むしろ妊婦さんに必要な栄養素がたくさん含まれているうれしい食材でした。

ただ、食べ過ぎによるデメリットもあることから、酢いかを食べる場合は一日20〜60gを目やすに食べるのがおすすめですよ。

人のカラダに必要な一日の栄養素の量は決まっており、必要以上に摂ることは妊婦さんのカラダやお腹の赤ちゃんへの負担となってしまいます。

酢いかはおいしい食べ物ですが、食べ過ぎにはくれぐれも注意して適量を楽しむようにしてくださいね。